不動産コンサルティングやシニア向けマンションの賃貸などを事業とする上場企業の(株)ゼクス(東京都千代田区内幸町1-1-7、平山啓行社長)のグループは、新しいコンセプトの会員権を開発し、平成18年10月1日から募集を開始した。
シニア住宅優待申込権付ゴルフ&リゾート会員権とした「C-ステージ・メンバーシップ」で、同社の100%子会社・(株)チャーミング・リゾーツ(住所同、TEL03-5510-1140、坂本正浩社長)が経営するチャーミング・リゾート・ワイルドダッグCC(18H、茨城県)、同都GC(18H、山梨県)など、関東圏の5コースが利用できる共通会員権で、募集金額は350万円(消費税別)。
最終会員数は3000口としているが、今回は第一期として300口を募集する。
会員権の大きな特徴・権利は、350万円の内90%をゼクスグループが関東と関西で計4施設を展開するシニア向け住宅「チャーミング・スクウェア」(一時入居金=1980万円〜9200万円、月額費用=3食付の場合14万円弱〜22万円弱)、または関東圏で16施設を展開する要介護者向けの住宅「ボンセジュール」(同380万円〜1050万円、同14万円強〜22万円)の入居金に充当できること。
この権利を実行すると会員ではなくなるが、グループゴルフ場でプレーする場合は優待料金を適用する考えという。
この他の特徴は、
@ 年会費ゼロで会員である限り、ゴルフ場やグループの所有・経営するリゾートを含むホテルで利用
できるチケットを年間8万円分贈呈、
A 1回限り2親等以内の親族に限り譲渡でき、また会員本人の親や祖父母が同グループの住宅に
入居する時も、90%を入居金に充てることが可能
・・・・等となっている。
350万円は預託金ではなくいわば入会金扱いとなっており、入居金の権利行使をしなければ2代限りの会員権となる。
ちなみに、ゴルフ場は今後も増やす計画としている。また、関西方面には利用できるゴルフ場がないため、とりあえず提携ゴルフ場を募り、会員にはプレー権を提供する考えだという。
なお、同グループでは会員権の購入者は40歳以上と見込み、ゴルフを楽しんだ後に余生をグループの住宅で過ごしてもらう狙いで、グループ企業のシナジー効果を期待している。
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