放射線科
人員構成
- 診療放射線技師 2名
放射線技師の取り組み
- 被ばく線量の低減に努めます
CRを導入し被曝低減に努めています。CTにおいても、被曝低減ソフトを使用し、撮影条件の検討をしています - 安全確保と制度維持に努めます
医療機器のメンテナンス及び精度管理が我々技師の使命であります。日々の点検を怠らず、患者さんの安全第一に考えています。 - 検査の効率化に努めます
お待たせしない事をモットーに日々取り組んでいます。
主な装置一覧
一般撮影(レントゲン)装置 2台 | 東芝メディカル KXO-30R 島津製作所 UD150L-40 |
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移動型一般撮影装置 1台 | 島津製作所 Mobile Art Evolution |
16列CT装置 1台 | GE Brivo CT 385 |
TV装置 1台 | 島津製作所 SONIAL VISION eite |
骨塩量測定装置 1台 | アロカ株式会社 DCS-600 EXV |
フイルムレスシステム | 富士フイルムメディカル SYNAPSE Mini-X |
一般撮影
一般撮影では、X線を使って、胸・お腹・骨など目的に応じて全身の撮影を行います。5~10分程度で終わります。
必要に応じて、検査着に着替えて頂く場合もありますし、担当者の技師が呼吸の指示をする事があります。
撮影した写真は、CRシステムによりデジタル化処理を行います。目的に合わせた、より診断能の高い画像処理を行います。この検査では、骨折、骨病変・脱臼の診断に最も有効検査方法の一つです。
CT撮影
CT検査とは360度方向からのX線を用いて撮影する検査です。撮影して集めたデーターをコンピューターにて解析して画像を作成いたします。
単純CTに加えて、静脈血管から造影剤と呼ばれる薬剤を注入しながら撮影する、造影CTを追加する事で、より精密に調べる事が可能です。
当装置を導入した事により、1~2回の短時間の呼吸停止で胸部や腹部の詳細な横断像(輪切り)を得る事ばかりでは無く、薄く撮影された横断画像情報から3次元画像や任意の断面像(例えば、輪切り、縦割り、横割り画像等)を作成して立体的に他方向から観察することも可能です。
検査内容
検査時間は単純検査では、約10~15分・造影検査も行うと、20~30分くらいです。
頭部
検査台に寝て頂くだけです。単純検査で、脳出血や脳梗塞の検査が出来ます。
造影検査をする事により脳腫瘍や血管の走行・動脈瘤を調べる事ができます。
胸部・腹部
検査台に寝て頂き、息を何度か止めていただきます。息止め時間は5~20秒です。
造影CT検査を行うことにより、腫瘍や血管の走行などを調べる事ができます。
四肢・脊椎
検査台に寝て頂いて撮影をします。整形領域の骨の撮影が出来ます。また、造影剤を使用して造影検査をすると、血管の走行を調べる事もできます。
骨密度測定装置
手首に極めて少ないX線を照射し透過率のデーター解析を行い骨塩密度測定して骨粗鬆症などを調べます。
痛みも無く1~2分程度で終了する検査で測定結果を下記のような用紙に印刷してお渡しします。
TV装置
X線透視を使用して行う検査です。目的部位の形態・動態を造影剤等を用いて撮影し、時には治療などを行う事もあります。消化器・呼吸器・整形領域等多岐に渡り検査や治療に使用できます。検査の内容により準備や処置がことなりますので、担当医とよくご相談下さい。
フイルムレスシステム 導入
当院では2012年11月よりフイルムからモニタ-診断へ移行しました。X線画像や、CT画像を診察室やナ-スステ-ションに設置された高精細モニタ-で参照できるようになり、従来の様なフイルムに現像することなく、モニタ-で診断ができるシステムです。医師への画像提供がスピディーになり待ち時間を短縮できる事と、フイルムや現像液の処分時にでる産業廃棄物が無くなる為に、環境に優しくなる事が大きなメリットです。
遠隔診断について
当院で撮影したCT画像は遠隔画像診断部の放射線科専門医(診断)が読影をいたします。
即日レポ-トにして、主治医へ報告をおこなっています。