「カントリークラブ桃太郎」(18H、岡山県和気郡佐伯町父井原1315、TEL0869-89-3344)のコース用地の大半が岡山地裁で平成17年12月12日に競売公告された。
事件番号は「15(ケ)132」で「佐伯町父井原1315」の物件番号「1〜119、124〜128外」の山林、「64万9377平方メートル」と、1階建ての事務所・休憩室524.88平方メートルが競売対象(附属建物、雑種地、原野、保安林あり)となっている。
売却基準価額は「1億2664万8000円」、買受可能価額は「1億131万8400円」、買受申出保証額は「2533万円」となっている。入札期間は1月5〜12日、開札期日は1月19日で、売却決定は1月25日。
なお、クラブハウスや一部用地は今回の競売対象外となっており、ゴルフ場を一体的に運営するには現運営会社や別途用地の所有者等との調整が必要となりそうだ。
同CCは当初、昭和54年にファーイーストCC佐伯Cとして開場、61年に経営会社のファーイースト本社を、不動産業の第一商会(現・エヌ・ジー・ユー)グループが買収。その後コースを改造するため63年から長らく閉鎖し、現名称で正式再オープンしたのは平成11年4月であった。
母体会社の資金難から既に、姉妹コースの白鳥CC(旧・ファーイーストCC国見)は既報通りコース等が競売にかかり、昨年6月に名古屋の不動産会社が落札するところとなった。もっとも、新旧所有者の調整が長引き9月20日から営業休止中で、今年3月の営業再開を目指しているようだ。
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平成19年2月1日、「CC桃太郎」 → 「和気(わけ)GC」に変更
経営会社は競売により平成18年に、(株)竜(長尾正紀代表取締役、東京都渋谷区)に交代している。旧会員対しては10年間会員としてのプレー権を認めるというが、運営はパブリックで行っているようだ。
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平成23年5月1日、「和気GC」 → 「和気愛愛(わきあいあい)ゴルフファーム倶楽部」に変更
年間会員は、貸農園付き(1口20平方メートル)のユニークな募集(定員200口)で話題を集める。S会員(年会費のみ7万2千円)は1口で1名が会員料金に、P会員(8万4千円)は会員の他に登録者1名が会員料金となる(和気GCの和気は「わけ」と読むが、和気愛愛の和気は「わき」と読む)。
↓↓↓ 平成29年9月19日追加
平成29年9月30日をもって、和気愛愛ゴルフファーム倶楽部を閉鎖
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