ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部が民事再生法を申請

　青木ヶ原高原開発（株）（資本金1億4400万円、岐阜県中津川市茄子川中垣外1688-154、代表久田英樹氏、従業員11人）は、平成17年9月１日に名古屋地裁へ民事再生法を申請、同日保全命令を受けた。

　申請代理人は籏進弁護士（愛知県名古屋市東区泉1-17-10、電話052-962-2016）ほか4名。監督委員には上野精弁護士（愛知県名古屋市中区丸の内3-2-29、電話052-971-5277）が選任されている。

　当社は、1983年（昭和58年）6月に設立。91年に「ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部」（18ホール）をオープン、93年9月期には年収入高約7億3700万円を計上していた。99年からは親会社であるユニー（株）の協力を得て、女子ゴルフツアー「アピタ・サークルＫ・サンクスレディス」を開催するなど当地区では知名度を有していた。

　しかし、ゴルフ人口の減少や競合による客単価の下落などの影響を受け、業績は低迷、2005年2月期（2001年より決算期変更）の年収入高は約6億1100万円に落ち込み、大幅な債務超過に陥っていた。

　この間、預託金償還問題については会員権の分割で乗り切ってきたが、赤字計上が続いていた。こうしたなか、先行きの業績改善の見通しが立たないうえ、2008年に到来する預託金償還の見通しも立たないことから、今回の措置となった。

　負債は預託金約103億円を含め約105億円。

　今後は、スポンサーを選定し、ゴルフ場事業をスポンサーに譲渡することを検討している。

　ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部を経営する青木ヶ原高原開発（株）は、ユニマットグループをスポンサーとした民事再生計画案をまとめ、先ごろ会員など債権者に配布した。（平成17年12月20日頃）決議は12月28日締め切りの書面投票となる。

　同開発は既報通り、スパーを経営する上場のユニー（株）（愛知県稲沢市）の100％出資子会社で、ユニーでは子会社の再生申請時に預託金の弁済資金を支援することなどを表明してきており、計画案でも会員には預託金の50％を弁済する旨、盛り込まれた。

　また募っていたゴルフ場会社のスポンサーには、ユニマットグループの（株）ユニマットリバティー（高橋洋二会長、鈴木秀夫社長、東京都港区南青山2-12-14、ＴＥＬ03-5770-2080）が内定。

　予定では計画案認可後に青木ヶ原高原開発の資本金を減増資し、ユニマットグループの傘下とする計画で、運営は18年3月1日からユニマットリバティーが行う予定。会員には譲渡可で預託金のないプレー会員権を新たに発行するという。

　ユニマットグループは現在15コースを所有（本紙基準13コース、内ユニマットリバティーは11ヶ所運営）しているが、中部地区初のゴルフ場進出となり、同グループでは「同地区進出の足がかりとしたい」とコメントしている。　

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　賛成多数により、平成18年1月4日付けで名古屋地裁が認可決定を下した。

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　平成19年10月1日から名義書換再開

　正会員：84万円、年会費：2.625万円

　　　　　　↓↓↓ 平成25年7月24日追加

　（株）ユニマットゴルフマネジメントは、吸収分割により（株）ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部（菅原啓之代表取締役）に、同社が所有するユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部の資産（借地権を含む）及び施設を含むゴルフ場運営事業に関する権利義務を承継させる旨を、7月24日付け官報に公告した。

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