一部上場で、会員制ホテル事業等を行っているリゾートトラスト(株)(名古屋市中区東桜2-18-31、TEL052-933-6000)は、2月13日にザ・カントリークラブ(18H、滋賀県甲賀市信楽町牧1782-2、TEL0748-83-8000)の買収を発表した。
同日付で、リゾートトラストの完全子会社でゴルフ場運営等のリゾートトラストゴルフ事業(株)が、同CCを経営する(株)エス・アイ・アール(住所=コースと同)の全株式を取得するとともに、代表取締役にリゾートトラストの岩田政浩専務が就任した。
株式を売却した側については発表を控えているが、本紙の調べによると米国の大手投資ファンドのサーベラスグループ。これによりサーベラスが直接支配するゴルフ場はなくなった(売買額は未公表)。
一方、リゾートトラストグループはグランディ那須白河GC(36H、福島県)、セントクリークGC(27H、愛知県)など系列ゴルフ場は10コースになった。
リゾートトラストでは「クオリティの高いゴルフ場を加えることにより、12万人弱在籍するホテル会員とのシナジー効果が期待出来る」と語っている。ゴルフ場名の変更はなく、約500名在籍する会員の権利・義務についても変更はないとしている。
ちなみに、来春に第二名神高速道路が完成すると、信楽ICから同CCまで7キロとアクセスが大幅に向上し、京都市から車で1時間以内、名古屋市から1時間強となる。このことから、入場者数(平成17年実績は約3万4000人)の増加に期待しているようだ。
本紙既報通り、ザ・CCは平成15年5月に民事再生手続に入り、同年12月に再生計画案が可決してスポンサーのサーベラスグループ系列となっていた。会員権は計画案に基づき、譲渡可で無額面のプレー会員権になっている。
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平成20年3月20日より、縁故会員募集を開始
正会員が326万円(入会金126万円、預託金200万円=15年据置の償却保証金、100万円が30年後に渡り均等に償却され最終的に預託金は100万円となる) |