帝国データバンク(平成27年12月4日付)によると http://www.tdb.co.jp/
「東京」 市川総業(株)(資本金1000万円、練馬区大泉学園町8-18-10、代表市川勝俊氏)は、12月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は植松泰子弁護士(港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)。監督委員は高松薫弁護士(千代田区霞が関3-2-5、隼あすか法律事務所、電話03-3595-7070)。
当社は、1972年(昭和47年)9月に設立されたゴルフ場運営業者。埼玉県内にある「美里ゴルフ倶楽部」および「美里ロイヤルゴルフクラブ」の2カ所のゴルフ場の運営を手がけていた。
運営するゴルフ場はともにフラットなアメリカンスタイルのコースレイアウトとなっており、コース管理においても農薬削減を図るなど環境保全にも配慮するなど一定の評価を得て、2001年8月期には年収入高約21億7900万円を計上していた。
しかし、以降はゴルフ人口の減少などから業績は低迷を続け、2014年8月期の年収入高は約9億1600万円にまで落ち込んでいた。
この間、経費削減や業務見直しなどで立て直しに努めていたが、預託金関連の資金負担も重荷となるなか、ここにきて民事再生法による再建を目指すこととなった。
負債は2014年8月期末時点で約93億8400万円だが、その後に変動している可能性がある。
・・・・ ここまで ・・・・
美里GC(18H) |
URL=http://www.misato-gc.com/ |
昭和56年開場 |
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埼玉県児玉郡美里町大字猪俣3499 |
(表示方法) |
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美里ロイヤルGC(18H) |
URL=http://www.misatoroyal-gc.com/ |
平成5年7月開場 |
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埼玉県児玉郡美里町大字猪俣字西之入2494 |
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両ゴルフ場は共通会員で、会員権相場(名変料60万円、年会費2万円=各税別)は、昨年までは50万円前後だったが、ここ最近は20万円前後で売買され低迷気味だったようだ。名義書換は本日より停止となっている。
会員募集は、開場前から正会員300万円等で行われ開場時に一旦終了したが、昭和60年代には1000万円台で募集、最終は平成4年ごろに終了した4500万円だった。
預託金に関しては、一定程度は返還に応じてきたが返還訴訟も起こされ、今年の12月2日に敗訴判決を受けたため、今後も訴訟が増えることが予想されることから、今回の再生法申請に至ったという。
負債約93億8400万円の内、会員預託金(会員数約1600名)は88億90万円余で、金融債務も無いことから自主再建を目指して行くようだ。12月11日に会員説明会が、IMAホール(東京都練馬区光が丘)で開催される。
なお、市川グループとして東京CC・チェックメイトCC(共に神奈川)等あるが、各ゴルフ場は経営会社が異なるため今回の民事再生法申請には関係がないものと思われる。
市川グループゴルフ場 URL=http://www.nagatoro-gc.com/group.html
↓↓↓ 平成27年12月24日追加
12月4日に東京地裁へ民事再生法の適用申請をした市川総業(株)は12月11日、同地裁において再生手続きの開始決定を受けた。
再生債権の届出期間は平成28年1月18日まで、再生債権の一般調査期間は同年2月22日〜2月29日までとなっている。
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