帝国データバンク(平成30年3月14日付)によれば http://www.tdb.co.jp/
「埼玉」 (株)児玉カントリー倶楽部(資本金1000万円、登記面=本庄市児玉町秋山3012、代表市川勝俊氏)は、3月13日にさいたま地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は服部弘志弁護士(東京都港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)ほか3名。
当社は、2002年(平成14年)4月、都内に本社を置くゴルフ場開発・運営会社の関係会社として設立されたゴルフ場経営業者。都心から1時間ほどの立地の良さを特徴とするゴルフ場「児玉カントリー倶楽部」(27ホール、埼玉県本庄市児玉町秋山3012)の運営管理を手がけ、2003年8月期の年収入高は約6億2400万円を計上していた。
しかし、その後は景気低迷の影響などから来場客数が低迷。業績悪化が続き、財務面は債務超過に陥っていた。2017年8月期の年収入高は約3億1600万円に落ち込むなか、従前から懸案となっていた会員からの預託金返還請求に応じるメドが立たず、今回の措置となった。
負債は2017年8月末時点で預託金約90億5000万円を含む約96億3227万円。
2017年度のゴルフ場経営業者の倒産としては、太田資源開発(株)(負債112億円、2018年2月民事再生法、群馬県)に次いで2番目の負債額となる。
・・・・ ここまで ・・・・
上記3コース(美里は2コース有り)の負債総額は約260億円、そのほとんどが会員の預託金である。参考までに1991年〜2017年までの法的整理ゴルフ場の負債額は「16兆8449億円、既設956コース」となっている。
参照資料 → 1991年〜ゴルフ場経営会社法的整理件数・負債総額推移
ちなみに、東京都の平成29年度(2017年)の予算(一般会計)は7兆円弱で、公営企業会計(上下水道・地下鉄)と特別会計を加えると総額約13兆円強。レート(為替)にもよりますが、スウェーデンやインドネシアの国家予算に匹敵するらしいですよ。
それがどう〜した ・・・ 失礼しました (^_^;)
↓↓↓ 平成30年3月15日追加
東京商工リサーチによれば、監督委員に中澤和美弁護士(荒木法律事務所、さいたま市浦和区高砂2-3-18 関本ビル4F、TEL:048-831-8715)が選任され、3月19日の午前10時に本庄商工会議所(埼玉県本庄市朝日町
3-1-35、TEL:0495-22-5241)にて債権者説明会を開催する予定という。
↓↓↓ 平成30年7月30日追加
児玉CC、自主再建型の再生計画案が判明、弁済率は1・5%
民事再生手続き中で 「児玉カントリー倶楽部」を経営の(株)児玉カントリー倶楽部(東京都練馬区大泉学園8-18-10、市川勝俊代表取締役)の再生計画案は、ゴルフ場収益により弁済する自主再建型であることが判明した。
再生計画案の骨子は(会員契約を一旦解除して)
・退会会員及び一般債権者へは、債権額の1・5%を10年分割弁済
・継続会員は、その1・5%が新預託金(10年据置き)となる
・経営者責任として、
*(株)児玉カントリー倶楽部の資本金を全額償却
*新たに現代表が新資本金(1000万円)を出資
*代表者は少なくとも3年間は無報酬とする
*母体会社の市川造園土木など関係会社は債権について30年分割弁済で協力をいただく
計画案の決議は、8月27日期限の書面投票と9月10日開催の債権者集会で行われるいう。なお、会員預託金債権者は850名(口数で約1600口)で預託金約90億5000万円となっている。
↓↓↓ 平成30年9月15日追加
児玉CC、再生計画案が認可決定
既報通り、9月10日に債権者集会が開催され、議決権者数では583名中511名(94・98%)、議決権額では約78億5,832万円中約61億6,956万円(78・50%)の賛成多数で自主再建型の再生計画案が可決し、即日さいたま地裁より認可決定を受けた。会員への弁済条件等は7月30日の既報通りとなっています。
↓↓↓ 平成30年10月10日追加
平成30年10月5日付けで、さいたま地裁より再生計画案の確定決定を受ける
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