東証一部上場の(株)アコーディア・ゴルフ(東京都渋谷区、TEL03-5688-1500)は「株主優待制度」の導入を8月13日開催の取締役会で決めた。
アコーディアの優待制度は、今年9月30日現在の株主名簿等に記載されている株主に対し、同グループ系列のゴルフ場でプレーした場合に利用できる金権を贈呈するもの。
贈呈枚数は、1〜9株を保有する株主には1株に付き「優待券(5000円分)1枚と、同伴者用割引券(500円分、優待券利用者の同伴プレーヤーが利用可の券)3枚」を贈呈する。
例えば9株を保有する株主には、「優待券9枚+同伴者用割引券27枚」となる。10株以上保有の株主に対しては、「一律で優待券10枚+同伴者用割引券30枚」を贈呈する。
優待券の利用期間は、来年1月7日〜4月25日までと同年7月14日〜9月12日までの計約5ヶ月半の金曜日のプレー。同券で支払いが可能な費用は、”グリーンフィ・諸経費・カートフィ”で、キャディフィや食事代、税金等は対象外となっている。
アコーディアが運営する124コースの内の一部を除き優待券は利用できるが、除くゴルフ場はまだ決まっていない。優待券を送付する12月中旬までには、利用できるゴルフ場を決めて株主に案内する。
ちなみに、アコーディアはこれまで「利益をゴルフ場事業(ゴルフ場数)の拡大に投下することで、株主の支持を得たい」との経営方針を進めてきた。
しかし、利益が出ているのに株主配当がないことで不満を漏らす株主も少なくなく、さらにライバルであるPGGIHが先行して株主優待制度を導入したことなどから、方針の軌道修正になったとみられる。
なお、アコーディアは株主優待制度導入の理由について、「株主から事業に対する理解と支持を得るため」と説明している。
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