平成17年4月からパブリックに転換していた、杜の公園ゴルフクラブ(18H、旧・ミサワ杜の公園GC、宮城県柴田郡川崎町大字支倉字中峯山18-3、TEL0224-84-5100)が、再び経営交代していることが分かった。
新たに経営母体となったのは、セキュリティシステム等の開発、保守サービスを行う機械商社の(株)ドッドウェル ビー・エム・エス(東京都中央区日本橋久松町12-8-ドッドウェルBMSビル)。
同社の佐々木秀吉社長が同GC経営の(株)杜の公園ゴルフクラブの社長に就任、支配人には以前、玉造GC(茨城県)の支配人などを務めた梁田武春氏が就任している。
ドッドウェルBMSでは、「当社でゴルフ場事業を展開するつもりはない」としてコメントを控えており、長期保有を前提としたものかは不明。昨年10月1日から経営権が移動している模様だが、情報開示する内容でもないという。
同GCは、平成17年までミサワグループで経営していたが、当時保有していた(株)ミサワホーム福島(福島市)の新設分割により、(株)杜の公園GCに営業権が移動。(関連記事)
会員には預託金を返還し、新会社は17年4月からミサワリゾート(現・リゾートソリューション)等が、ゴルフ場再生ファンドとして組成した「ジャパンゴルフプロジェクト」(JGP)の傘下となっていた。
一貫して同GCの運営を行っていたリゾートソリューションは、今年2月15日付けで契約を解除し、運営から退いている。
最近のJGPは投資役割を終了したゴルフ場を売却するケースが目立っており、今回経営権を取得した会社も投資目的で一時保有する狙いとみられる。
ちなみに、ドッドウェルBMSとコンピューター周辺機器事業を行うグラフテック(株)(横浜市)は、特殊会社「あい ホールディングス(株)」(佐々木代表、東京都中央区)を4月2日付けで設立し、東証一部に再上場している。
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