民事再生手続中で「月夜野カントリークラブ」(群馬県利根郡みなかみ町新巻1546)の経営会社・大峰高原開発(株)(赤石隆弘代表)は、スポンサー型の再生計画案を会員を含む一般債権者へ配布したことが分かった。
スポンサーに選任されたのは、大証ヘラクレス上場の不動産ファンド運営会社・(株)ダヴィンチ・アドバイザーズ(東京都中央区銀座6-2-1、金子修代表取締役社長)の私募ファンドの投資用資産保有会社「合同会社ケアンズ」(東京都中央区銀座6-2-1、業務執行社員=金子修氏)。
(株)ダヴィンチ・アドバイザーズは、今年からリゾート事業にも乗り出し、長野県のサニーCCで宿泊施設を建設するとともに、「グレンフィールド バケーションクラブ」のブランド名で会員募集も行っているという。
計画案の骨子は、
大峰高原開発が認可決定確定日から2週間以内に発行済株式全部(9万1000株)を取得した上で
償却し、合同会社ケアンズを割当先とした第三者割当増資(普通株式1,000株、1,000万円)を行い、
この増資の払込金を弁済原資に充てるというもの。
会員及び一般債権者に関する弁済条件は、
・退会会員・一般債権者は、認可決定確定日から3ヶ月以内に債権額の0・25%を一括弁済
・継続会員は、0・25%が新預託金(10年据置)となる
※経営会社は、大峰高原開発から賃借してゴルフ場経営を行う月夜野カントリー(株)で、
同社から新会員権が発行される。
※年会費滞納会員は、認可確定後2ヶ月以内に納入する。
※名義変更手続が終わっていない者は完了させる。
ちなみに、確定再生債権者数は597名、再生債権額は78億588万2,464円。
尚、計画案の賛否を問う債権者集会は、7月30日に東京地裁で開かれる予定という。
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