レインボー観光(株)(資本金5000万円、宮崎県都城市高城町石山4474、代表園田吉朗氏、従業員23人)は、平成18年5月15日に宮崎地裁へ民事再生法を申請した。申請代理人は町元真也弁護士(宮崎市宮田町11-23、電話0985-62-1788)ほか1名。
当社は、1985年(昭和60年)10月に、ゴルフ場「レインボースポーツランドゴルフクラブ」の経営を目的として設立。当初は9ホールでの運営であったが、90年12月にコース改造に着手、93年4月に18ホールの本格コースとしてオープンした。
都城インターチェンジ近くに位置し、緩やかな丘陵に造成された戦略性の高いコースとして、地元では相応の知名度を有し、2000年9月期には年収入高約4億5000万円を計上していた。
しかし、長引く不況や近隣ゴルフ場との競合激化による来場者の減少、客単価の下落などから業績は低迷。2004年同期の年収入高は約2億9000万円に落ち込み、採算悪化から赤字経営が続いていた。
加えて、借り入れ負担が経営を圧迫、会員に10年間の預託金償還の再延長を要請するなどしていたが、抜本的な解決に至らず、今回の事態となった。
負債は預託金約35億円を含め約60億5100万円。
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