「六ヶ所村ラプソディー」を上映する会in阪南中央病院より

 経緯
六ヶ所再処理工場が本格稼動すると、海に空に放射能が放出されます。

すると、青森・三陸産の食べ物から放射能がでるようになります。(美浜の会)


実際、根菜1kg中の炭素14から毎秒20個の放射線が増え、
    お米1kg中の炭素14から毎秒90個の放射線が増え、
    魚1kg中のトリチウムから毎秒300個の放射線・プルトニウムも含まれ1時間に18個の放射線が増え、
    昆布は人工的な放射性物質ヨウ素が2000倍濃縮される……と言われています。

その事実は、再処理工場側も国も県も認めていますが、
人体への影響を加味する必要が無いほど微量だから、大丈夫だと説明しています。

しかし、国際的に、放射能はたとえ微量でも危険であるという意見も認められています。

また、微量だから大丈夫だと言われても、
 放射能を放出する施設の稼動をストップして欲しいという気持ち
 自分の大切な人に放射能入りの食べ物を食べさせたくない気持ちから、様々な人がつながってきました。

そこで生まれたのが、「たべたいねん青森 いらんねん再処理」です。
私たちもそれに合流させてもらいました。

再処理工場は現在、高レベル放射性廃棄物の処理(ガラス固化)で行き詰っています。
その対策が出来、青森県知事が安全協定にサインすれば本格稼動に入る状態です。

そこで、関西一円でつどいを持ち、食を切り口とした関西からの声として青森県知事に
「本格稼動を認める安全協定にサインしないで下さい」という想いを伝えよう!という運びになりました。
それと同時に青森県民にたいしても関西からの声を届けたいので、意見広告も出す事になりました。

「六ヶ所村ラプソディ」を上映する会in阪南中央病院のメンバーもつどいに参加し、青森県へ行ってきました。

私たちの会では、「大阪の市場で青森・三陸産の食べ物がどれだけ取り扱われているか?」を調査しました。

それを通じ、りんご・にんにく・むかご・するめいか等避けようの無いものもありましたが、
それ以外でも多くの野菜・果実・魚介類に青森・三陸産の食べ物が多く取り扱われていることがわかりました。
結果、青森・三陸産の食べ物は今までも知らず知らずにお世話になっていたこと、
今後避けようと思っても避けられない事を実感しました。
関西と青森・三陸は食べ物からみてもつながっている、無関係ではないと再認識しました。


つどい(美浜の会HPよりは、5月25日に関西で行われた「再処理工場を考えるつどい」です。
内容は「六ヶ所通信no4」の上映会や、パネルディスカッション、青森・宮城に住まれている人のトークショー、ビデオレター、ライブ等盛りだくさんでした。
参加者は221人と予想を上回り、みんな楽しそうでした。
決議文(美浜の会HPよりも採択され、知事に想いを伝えたい人には絵葉書にメッセージを書いてもらいました。
77枚も集まりました。


意見広告については、43団体.419人の個人の協力により、全てまかなわれました。6月8日、青森で広く読まれている「東奥日報」に半面の大きいものが出せました。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。