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リフレーミング  ナースだからできる5分間カウンセリング ■看護現場のストレスケア
教師だからできる5分間カウンセリング
  無意識を活かす現代心理療法の実践と展開
無意識を活かす現代心理療法の実践と展開 
〜メタファー/リソース/トランス〜
吉本雄史・中野善行 編
2004年1月星和書店より発行 好評発売中!!
324頁/定価3600円(+税)/書店にてお求めになれます。

1 無意識の意味づけ 

 人のこころには、意識下に自覚していない領域があり、それが症状をもたらすものであることをはじめて明晰に認識したのはジャネ(Janet,P)であったが、それに<無意識>Unbewusste(unconscious)の名を与え、さらにそれを独特のロマンティシズムの色合いで染め上げたのは、フロイト(Freud,S.)であった。そこでは<無意識>は抑圧された欲動の棲息する領域として、人々の合理的(意識的)生存のしかたをしばしば妨げるものと考えられた。
 しかし、<無意識>をコントロールするには、かなり厖大な心的エネルギーを要し、それにもかかわらず、あまり報われない結果にいらだたせられることも多かったのである。それがまた、こうした自己の内なる対立の構図の中で、いっそう<無意識>の厄介な手ごわさを人々に実感させることにもなったのかもしれない。
 セラピーは、こころに苦しさをかかえた人たちへの援助である。その人たちに必要なことは、臨床の実践レベルで何ができるかを考えることであるが、それはまた、長い間私たちの間に根強い影響力を放っていた<無意識>論の問い直しもその課題の中に含まれていたのである。無意識の肯定的な働きを想定するユング(Jung,C.G.)やアードラー(Adler,A)が、ある納得感を少なからぬ人々に与えたのも、その一つの表れであったといえよう。

2 リソースとしての無意識 

 その意味ではエリクソン(Erickson,M.H)の出現はいっそう新鮮であった。
 エリクソンは無意識のもつ肯定的な作用や働きを評価して、それを比喩的に<無意識は賢い>というように語ったが、そこにみられるのは、<リソースとしての無意識>という了解のしかたである。この場合のリソース(resources)とは、内的資源、可能性、頼りになるものというような意味合いである。
 そしてエリクソンは、人々の望ましい変化をもたらすものは人々の無意識の知恵であり、無意識は人々の味方であることを確認し、強調した。

主な目次

プロローグ 

1. 無意識の意味づけ 
2. リソースとしての無意識 
3. 変性意識状態と無意識

第1部 無意識を活かすメタフォリカル・アプローチ

はじめに: スクリプトにみるメタフォリカル・アプローチ
第1章 [スクリプト事例]リソースに添って
第2章 [スクリプト事例]無意識を活かして

第2部 臨床におけるトランス・アプローチの実際

はじめに: 臨床催眠における<変化>をめぐって 
催眠療法の進展〜ミルトン・エリクソンがもたらしたもの
概説: トランス状態とトランス・アプローチの技法
第1章 アプローチのポイント−医療現場から、歯科医療現場から、カウンセリング現場から、教育現場から
第2章 現場におけるアプローチー事例1〜8

第3部 心理臨床の統合をめざして
〜トランス・アプローチと隣接心理療法の接点〜

はじめに: 各種の心理療法とトランス・アプローチとのつながり
概説: 各種の治療的領域と催眠療法の特質
各種の援助モデルが伝えるもの(BFTCモデル/ストラテジック・モデル/臨床動作法/FAPモデル)
認知科学にみる意識変性のメカニズム(心理臨床統合の手がかりとして)

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