平成14年10月25日に民事再生法を申請し、継続会員の預託金額を100万円(10年据置)に統一する計画案が成立していた、「立科ゴルフ倶楽部」(申請当時は蓼科芙蓉CC、長野県)の経営会社・(株)タテシナだが、今年10年が経過したため計画案通り、退会会員全員に預託金を返還をしたことが分かった。
但し、今年4月に約款の変更(65%の賛同を得て)を行い、対象者を下記の3通りとし、7月8日に60名に対し一括で返還したというもの。
@ 年齢75歳以上、
A 在籍10年以上、
B 死亡、
償還原資は、営業利益や親会社・八木工業(株)の支援を受け賄ったようだが、会員数が850名に減ったため5年前から開始している会員募集(募集金額131・5万円、預託金100万円)も継続していくという。
※募集内容に関しましては変更があるかも知れません、ゴルフ場にてご確認下さい。
ちなみに、八木工業(株)(群馬県高崎市倉賀野町3121、八木議廣 代表取締役社長)は、ベアリング・レース、カーエアコンクラッチ・ローター等の自動車部品及び機械部品を製造する会社で、創業は大正3年3月(1914年)となっている。
八木工業(株) URL=http://www.yagi-kk.co.jp/
参考までに、立科GCのゴルフ会員権相場は60〜70万円(ここ5年間)で推移。名義書換料31・5万円、年会費2・52万円と比較的安く設定されている。預託金返還に応じたこともあり、今後は100万円(額面)強で推移していくものと思われる。
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