(株)北浦ゴルフ倶楽部(資本金6000万円、東京都杉並区成田東4-39-8、登記面=東京都杉並区高円寺南3-1-4、荻野昭二社長、従業員40人)およびノースショアカントリークラブ(株)(資本金1000万円、茨城県行方郡北浦町山田2423、斎藤征次社長、従業員18人)は平成14年11月5日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は(株)北浦ゴルフ倶楽部が鈴木弘喜弁護士(東京都港区新橋1-17-1、電話03-3503-3094)。ノースショアカントリークラブ(株)が大房孝次弁護士(東京都港区虎ノ門1-18-1、電話03-3504-8061)。
(株)北浦ゴルフ倶楽部は、1985年(昭和60年)5月に設立されたゴルフ場経営会社。91年10月に開場したゴルフ場「北浦ゴルフ倶楽部」(茨城県行方郡、18H、7030ヤード、99万u)の経営を手がけ、近年ピークの97年10月期には年収入高約8億9300万円を計上していた。しかし、バブル崩壊後は収入高の低迷から業績は悪化。99年から到来していた預託金償還に対応できない状態となっていた。
ノースショアカントリークラブ(株)は、1999年(平成11年)3月に「北浦ゴルフ倶楽部」の運営を目的に北浦ゴルフ倶楽部(株)の商号で設立されたゴルフ場運営会社。「北浦ゴルフ倶楽部」から「ノースショアカントリークラブ北浦コース」へと名称を変更した同コースの運営を手がけ、2000年1月に現商号へ変更、同年3月期の年収入高は約7億5000万円を計上していた。
しかし、来場者数の落ち込みは毎年進み2002年同期の年収入高は約5億3000万円に低迷。採算割れの状態が続き債務超過となっていた。
負債は(株)北浦ゴルフ倶楽部が、約389億円(金融債務約91億円、預託金約210億円および会員権者が会員権購入の際の銀行への借入れ保証債務を含む)、ノースショアカントリークラブ(株)が租税公課約8600万円。2社合計で約389億8600万円。
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