『 三木の里カントリークラプの経営会社・ジャパンレジャー開発(株)(佐和信社長)は、平成14年11月1日に経営、事業環境の悪化や会員の預託金償還問題が重荷となり、東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した 』と報じたが、
4月3日にジャパンレジャー開発(株)の親会社で東証一部上場の(株)河合楽器製作所は、ジャパンレジャー開発の経営権を山田建設(株)(山田健治代表、東京都大田区北千束1-11-3、TEL:03-3724-8211)ヘ譲渡することを発表した。
(株)河合楽器製作所は、基幹事業に集中する方針から同CCのスポンサー先を模索しており、フィナンシャルアドバイザーは三菱信託銀行が担当、スポンサーの最終確定及び再生計画案がまとまり、譲渡発表日に東京地裁ヘ再生計画案を提出したという。
再生計画案の基本方針は、
河合楽器がジャパンレジャー開発に対して有する債権約112億円については全額カットし、ジャパン
レジャー開発は再生計画認可確定後に資本金を100%減資し、山田建設が新資本金1000万円を出
資する。
同開発に残る債務は河合楽器分を除き40億円弱となり、このうち14%弱(5億5000万円程度、当初
は約1億円)の弁済金を山田建設側が負担することとなる。
会員等への弁済条件(退会・継続会員とも弁済方法は同一条件)は、
・会員の預託金は86・2%カットで、その内2・52%を再生計画認可決定確定日から6カ月以内に一括
弁済し、残り11・28%については15年間据え置く。
・退会申出までプレー権を行使でき、申出があった場合は15年後以降、申出日から2カ月以内に残り
11・28%を弁済する。
ちなみに、山田建設は、マンション分譲・建築請負会社でゴルフ場経営は初めて。同社では「新規事業として取り組むが、三木の里CCの今後次第では事業の拡大も考えていきたい」と意欲的のようだ。
尚、再生計画案の賛否を問う債権者集会は6月4日に東京地裁で開催される予定。
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平成15年6月4日、再生計画案が認可決定、山田建設がスポンサーで再建へ、約97%が賛成。
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