(株)アルパインカントリークラブ(資本金1000万円、千代田区神田須田町1−12、代表服部正弘氏、従業員60人)は、平成14年7月26日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は船橋茂紀弁護士(千代田区麹町5-7、電話03-3511-8407)。監督委員には腰塚和男弁護士(千代田区神田須田町1-13-8、電話03-3254-6788)が選任されている。
当社は、1977年(昭和52年)3月、ゴルフ場経営の総武都市開発(株)がゴルフ場資材の販売と不動産売買を目的に京葉実業(株)の商号で設立、86年4月に現商号に変更した。
87年7月には長野県南佐久郡川上村にゴルフ場「アルパインカントリークラブ」(18ホール)をオープンして運営するほか、翌88年12月には同地区にスキー場「八ヶ岳ザイラーバレースキー場」(人工スキー場)をオープン、また別荘分譲なども手がけ、95年11月期には年収入高約12億7700万円を計上していた。
その後は景気低迷の長期化によりスキー場、ゴルフ場とも来場者数が減少。客数を確保するためプレーフィーの値引きやリフト券の前売り割り引きを行ったが、客単価の落ち込みから、2001年同期の年収入高は約7億8200万円にまでダウン、連続欠損計上を余儀なくされ、債務超過となっていた。
厳しい運営が続くなか事業継続を模索していたが、今般、債務のカットを前提としてスポンサーに営業譲渡されることが決まり、今回の申し立てとなった。
負債は約148億7300万円。
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平成14年8月22日、(株)シャトレーゼが東京地裁より営業譲渡に関する許可を得て、 アルパインCC・スキー場の八ヶ岳ライザーバレー・ホテル・居酒屋の4施設を再生会社から取得した。
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平成14年9月12日、(株)シャトレーゼは(株)シャトレーゼリゾート八ヶ岳を設立し、前述の4施設の事業を継承し同年10月より営業開始。
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平成14年10月1日、ゴルフ場名を「シャトレーゼカントリークラブ野辺山」に変更
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平成15年1月22日、再生計画案の賛否を問う債権者集会が開催され、再生計画案が可決され同日東京地裁より認可決定を受けた。計画案の概要は、
・ゴルフ場、スキー場等の事業を、(株)シャトレーゼへ営業譲渡
・預託金の1・37%を全会員へ一括弁済
・新クラブへの移行を希望する会員へは、無額面譲渡可の証券発行
・未分割証券は、平成17年年2月18日迄の間に分割可
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平成18年2月27日付けで、東京地裁より再生手続終結決定を受ける
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