ミサワホームグループ3社・民事再生法を申請
東証・大証・名証1部上場のミサワホームホールディングス(株)のグループ会社である(株)エム・エル・シー(資本金73億2445万円、杉並区高井戸東2-4-5、代表伯川八月生氏)、ティー・ジー・アール(株)(資本金3000万円、新宿区西新宿2-4-1、代表今泉晃氏)、中条町リゾート(株)(資本金8550万円、新潟県北蒲原郡中条町小牧台900、代表今泉晃氏)の3社は、平成16年12月28日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。
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グアム島で会員制の「タロフォフォゴルフリゾート」(18H、平成4年仮開場)を所有経営する現地法人・プリシア社の株式を所有し、会員権の発行会社となっているティー・ジー・アール(株)(TGR、今泉晃代表)の申請代理人・服部弘志弁護士は、営業譲渡型の再生計画案をまとめ、会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
営業譲渡先は上場企業の(株)オンワード樫山(東京都中央区日本橋3-10-5号、廣内武代表)のグループ会社で、オンワード・グループはレイクランドカントリークラブ(昭和53年開場、栃木県、経営=(株)オー・アンド・ケー、TEL:028-652-4411)を経営しており、計画案が成立するとグループ2コース目のゴルフ場となる。
・計画案の概要(TGRはオンワード・グループと譲渡契約を締結済み)は、
認可決定日以降に、オンワード樫山の連結子会社にプリシア社の株式の全てを売却し、
売却代金を弁済資金に充当(TGRは、弁済後に精算)。
・会員等への弁済条件は、
退会会員は 全会員に預託金額の15%を一括弁済(認可決定確定日から4ヶ月以内)
(平成2年頃から1500万円、1800万円で募集)
継続を希望する会員は
弁済を受けた後に新経営会社と新に契約を結びプレー権を取得する
契約期間は来年3月末(延長可能)、プレー会員権(無額面、名義書換可)となる
・ミサワホームは貸付金(87億5700万円余)を認可決定日に全額放棄する
ちなみに、確定債権者数は、会員が96名で預託金28億400万円、一般債権者が3名で債権額88億2242万円余(ミサワホームの貸付金等)、自認債権者が10名で1億2150万円。
計画案の賛否を問う債権者集会は、平成17年5月31日に開かれる予定。
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