(株)さくらんぼ高原総合開発(資本金3000万円、岐阜県郡上市美並町上田山万辺11132-9、代表荻須誓治氏)は、事後処理を青木重臣弁護士(名古屋市中区丸の内2-2-7、電話052-202-0910)に一任し、自己破産申請の準備に入っていることがこのほど判明した。(平成17年12月初旬頃)
当社は、1973年(昭和48年)7月に設立されたゴルフ場経営業者。87年9月に完成し、翌88年10月に本格オープンした「美並カントリークラブ」(18ホール)は、段々畑状に展開したコースや谷越えを配置したコースを備え、眺望にもめぐまれていた。
しかし、近年はゴルフ場経営を取り巻く厳しい環境のなか、98年以降の会員預託金の返還要求に対しては据え置き期間の延長や会員権の二分割案などで対処したものの、冬期の積雪クローズや入場者数の減少、プレー料の落ち込みなどから2001年3月期以降の年収入高は3億円を下回り、連続欠損から資金繰りは多忙化していた。
2004年3月には決済難に陥り、以後再建に努めていたが、先行きの見通しが立たないことから今回の事態となった。負債は約60億円。
↓↓↓ その後の経過
平成17年12月中旬に、美並CCを市川造園土木グループの(株)ロイヤルヴィレッジGCが買収
ゴルフ場名変更、「美並カントリークラブ」 → 「美並ロイヤルカントリークラブ」
↓↓↓ 平成27年12月11日追加
平成27年12月15日をもって、美並ロイヤルCCを閉鎖
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