白川観光開発(株)(資本金1億円、岐阜県加茂郡白川町白山1033、代表河合一一<かわい・かずいち>氏、従業員53人)は、平成14年4月22日に岐阜地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。
申請人は串田正克弁護士(名古屋市中区丸の内 2-16-28、電話052-203-5105)。監督委員は川島和男弁護士(岐阜市常盤町23、電話058-264-1813)。
当社は、1986年(昭和61年)12月に設立されたゴルフ場経営会社。91年5月に林間コースの「美濃白川ゴルフ倶楽部(飛水峡コース)」(18ホール、6707ヤード、131万u、会員数約1975名)をオープンし、ピーク時の92年3月期には年収入高約8億5000万円をあげていた。
その後は、バブル崩壊による不況もあって利用客は減少、2001年同期の年収入高は約4億4200万円まで落ち込み、赤字決算を余儀なくされていた。
預託金償還に応じる資金力に乏しいなか、一部会員から償還期限到来に際する返還訴訟を起こされるなどの問題が発生、経営継続を確保するために今回の措置をとった。
負債は、ほぼ 100%預託金で占められ約81億円の見込み。
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