松下興産(株)が昭和47年に事業に着手し、63年に正式オープンさせた妙高パインバレーカントリークラブ(27H、新潟県妙高市大字桶海1090、TEL:0255-82-4111)及び施設(ホテル、分譲マンション、スキー場)をホテルとマンションを展開するアパグループ(元谷外志雄代表、東京都港区赤坂3-2-3)が買収し傘下に収めたことが判明した。
平成17年7月20日に「アパリゾート妙高パインバレー」(経営:アパホテル(株))として営業権引き継ぎ、8月23日に正式オープンを予定している。同グループでは中核リゾートとして位置付け、アパカード会員(現在110万人)やアパオーナーズクラブ会員に対して今回のリゾート施設のゴルフ場等を準会員扱いとして開放する模様。
初のゴルフ場経営となる妙高パインバレーカントリークラブはパブリックで運営する。アパグループは、リゾート展開として今年4月札幌にアパホテル&リゾート<札幌>をオープン、5月からは沖縄でも同様のリゾートの事業に着手しているという。
松下興産(株)は、米系の投資ファンド・エートスの支援で再建中で、今後は主力事業に力を入れ、非主力事業は切り離していく考えのようで、妙高パインバレー及び系列の神戸ロイヤルパインズの会員には弁済方法等に関して説明を済ませている模様で内容は、
・妙高パインバレーCC(会員数200口強、2000万円等で募集)
・神戸ロイヤルパインズGC(2000万円、2800万円等で募集)
第一次弁済として預託金の47・4%を弁済、その他の資産処分後に最終弁済を行い、妙高はパブリックに転換のため、何らかの優遇措置をアパグループに要請しているという。
また、神戸ロイヤルパインズGCはエートス系となった同ゴルフ場の運営会社、(株)神戸ロイヤルパインズゴルフ倶楽部に営業譲渡した。
松下興産では「本人が希望すれば新たな費用負担なくプレー権が残る」(ただし従来譲渡不可の会員権が譲渡可となるかは未定)と説明している。
尚、非主力事業は、松下興産を社名変更した豊秀興産(株)(スコット・エム・ケリー社長)が引き継ぎ、8月末を目途に特別精算を申請する。
↓↓↓平成26年4月8日追加
平成26年のシーズンより、ゴルフ場名変更
『妙高パインバレーカントリークラブ』 → 『アパリゾート上越妙高の森ゴルフコース』
|