リゾートウエストジャパン(株)(資本金5000万円、姫路市飾磨区野田町127、代表北純一氏、従業員61人)は、5月20日に神戸地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は中島健仁弁護士(大阪市中央区北浜1-8-16、電話06-6202-9540)ほか6名。監督委員には田辺重徳弁護士(神戸市中央区多聞通3-3-7、電話078-351-2880)が選任されている。
当社は、1989年(平成元年)5月に(株)キタブンコーポレーション(姫路市、建物売買業)が開発・造成した「備中高原北房カントリー倶楽部」(岡山県上房郡)の管理を目的として設立。
99年9月に同ゴルフ場の土地・建物および預託金の返還義務を合わせ譲渡され、その後関係会社の(株)文楽(姫路市、飲食店経営、2005年1月民事再生法)の食堂運営部門も譲り受け業容を拡大、ピーク時の2001年4月期には年収入高約5億8500万円、当期利益約9600万円を計上していた。
しかし、長引く不況からゴルフ場来場者数の低迷やプレー代の値下げに伴い年収入高は減少傾向となり、2004年同期の年収入高は約4億4800万円まで落ち込んでいた。
会員権預託金は会員権の分割で対応し、従業員により分割した一部の会員権の販売ルート開拓なども行っていたが、2004年8月に親会社の(株)キタブンコーポレーションが破産宣告を受けたことで、当社への預託金保証債務もなくなり動向が注目されるなか、ついには今回の措置となった。
負債は金融債務約10億円を含め約60億円の見込み。
なお、5月26日午後2時より岡山衛生会館(岡山県岡山市)にて債権者説明会を開催する予定。
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