ゴルフ場が各地で競売にかかっている。東北地方では軽米カントリークラブ(現在は軽米フェニックスカントリークラブ・27H、岩手県九戸郡軽米町)が競売にかかり、3月下旬に東京の関係者が入札した。
同ゴルフ場の最低売却価格は5億800万円だった。落札した側が競売の代金を支払ったかどうかは不明だが、現地では「関係者はまだコンタクトしてこない」という。
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同CCの価格は関東の18ホールのゴルフ場並み。年間で約3万5000人の利用者があることから、キャッシュフローは出るといわれてる。同じく、岩手県九戸郡にある18ホールのゴルフ場(グランデール久慈カントリークラブ?)も、外資系の申立で3月に約3億8000万円の最低売却価格で競売になったが、こちらは入札者がいなかった。
関東では、茨城県久慈郡にある18ホールのゴルフ場(茨城ゼネラルカントリークラブ)が同じく外資系の申立で3億円強で競売にかかったが、入札者がいなかった。
関西では、上月カントリー倶楽部(18H、兵庫県佐用郡上月町)が、金融機関からの申立で神戸地裁姫路支部で競売開始となった。最低売却価格は4億3437、万円で4月21〜28日が入札日だったが、事前の4月14日に”取消”になり、入札は実行されなかった。
いずれにしろ、サービサー会社を含む金融機関からの競売申請がふえている。今後も、債権取り立てで金融機関が競売という強権を発動するケースが増えそうだ。
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