(株)コスモヒル(資本金1億円、東京都中央区八丁堀3−26−8、登記面=東京都千代田区麹町1−10−2、川島潤之輔社長)は、東京地裁へ自己破産を申請していたが、平成14年3月13日に同地裁から破産宣告を受けた。
破産管財人は、小林克典弁護士(東京都千代田区麹町4−2−1、電話03-3556-6939)。債権届け出期間は4月10日までで、第1回債権者集会は7月11日午後3時から。
同社は、ゴルフ場経営の“昭和グループ”の1社として、1986年(昭和61年)6月に(株)コスモヒルディベロップメントの商号で設立され、ゴルフ場「サイプレスカントリークラブ」[栃木県矢板市、1988年9月オープン)を経営していた。
このほか、茨城県大洗町、旭村を中心に、「大洗ゴルフ場」を中心とする総合リゾート開発事業を大手商社とタイアップして計画し、92年3月に開発認可を取得したものの、バブル崩壊で土地買収が難航、また97年11月にメーンバンクだった北海道拓殖銀行の破綻もあって、ゴルフ場は完成したものの計画自体は頓挫していた。
このような中、「サイプレスカントリークラブ」も、97年頃より預託金償還問題を抱え、また99年3月には債権者のたくぎん抵当証券(株)(97年11月破産)の破産管財人から当社に対し第三者破産が申し立てられるなど曲折があった(その後同申立ては取下げられる)。
また、母体の“昭和グループ”も、中核会社の昭和総合開発(株)などが、99年10月に東京地裁へ和議を申請(その後、民事再生法に手続き切り替え)したため、当社の経営も行き詰まっていた。
このため、債権者との話し合いの末、2000年6月から12月にかけて、当社の主な資産である2つのゴルフ場は他社へ売却され資産換価を進めていたが、多額の債務を抱えたまま、債権者の債権償却の手続きの問題もあって、破産手続きによる処理となった。
負債は約690億円。
平成12年6月末、ゴルフ場を(株)マルエンタープライズに譲渡し、ゴルフ場名を「ファイブエイトゴルフクラブ」に変更
↓↓↓ 平成27年9月14日追加
平成27年12月末をもってファイブエイトGCを閉鎖しメガソーラーを建設
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