CCザ・ファーストの関係人集会が平成17年12月20日に開かれ、賛成多数で更生計画案が可決し、東京地裁から同日認可決定を受けた。同社は(株)整理回収機構(RCC)から更生法の適用を申し立てられ、17年2月21日に更生開始手続き決定を受けていた。
決議結果は、更生担保権が100%の賛成、更生債権でも94・2%の賛成で、可決要件を満たした。再建方針は前述通り、ゴールドマン・サックス(GS)グループがスポンサーで、事業管財人にアコーディア・ゴルフの小杉健二取締役就任している。
管財人サイドによると、更生計画案では会社分割を採用し、新会社の株式をGSグループのスポーツ振興(株)が取得して預託金制ゴルフ場を維持し、旧会社は精算するとした内容となっている。
約800名在籍する会員の預託金債権に関する弁済条件は、退会会員に対しては「50万円以下全額+50万円超16・88%」を今年平成18年5月31日までに一括弁済する。複数口の会員権を持っている会員の預託金は合算した上で一括弁済する。
一方、継続会員に対しては「50万円以下全額+50万円超21・88%」を新預託金(据置期間10年間)とする。退会会員よりも5ポイント多い配当が受けられる形になるが、これについて管財人サイドは、@預託金の返還期間を延長したので利息の意味合いがある、A会員として残る会員は再建に協力する形となる・・・等を理由に「差を設けた」と説明している。
複数口所有の会員は、退会会員と同様に預託金を合算して新預託金を算出した上で、その口数分の会員権を発行する(但し、1口当たりの新預託金額は旧預託金額をベースに案分)。
なお、アコーディアは同CCの運営を支援しており、支配人として高橋俊彦氏を送り込んでいる。
↓↓↓
平成18年7月1日より、ゴルフ場名を「アクアラインゴルフクラブ」に変更
|