日産自動車グループの日産不動産(株)(東京都中央区)はこのほど、(株)鶴ケ島カントリー倶楽部を通じて経営する「鶴ヶ島カントリークラブ」(18ホール、埼玉県日高市)を東京建物(株)(東京都中央区)に売却する方針であることを明らかにした。
同CCは昭和53年に開場、日産グループのゴルフ場として、グループの法人企業、取引先企業が会員(会員権は譲渡不可)となって営業してきた。
日産不動産では、「自動車事業への特化と発展を目指しているところで、ゴルフ場は運営のプロ(東京建物)に経営を移管することで、ゴルフ場をより魅力的にし利用者に楽しんでいただける」と判断し、同じ芙蓉グループである東京建物への売却を決めたという。
ここにきて大手企業グループのゴルフ場離れが続いているが、同不動産では「鶴ケ島CCは年間4万人近い入場者を数え、黒字経営も続けてきた」として、不採算部門の整理ではないとしている。
会員の法人企業(記名者で約700名)には、平成17年2月1日から預託金全額を返還する文書を通知し、了解を取り付けたという。東京建物には、6月末にゴルフ場経営の(株)鶴ケ島カントリー倶楽部を売却して経営を移管する予定だ。
一方、同CCを引き受ける東京建物は、同じ芙蓉グループの大成建設グループから昨年、日光ゴルフパーク、ハレル(18H、栃木)、つくでGC:カムズ(18H、愛知)のパブリック2コースを買収したほか、東庄GC(18H、千葉)など法的整理企業のスポンサーに内定するなどゴルフ場事業を拡大している。昨年末にはゴルフ場事業を担当する(株)ジェイゴルフ(東京都中央区)も発足させた。
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平成17年10月に「ジェイゴルフ鶴ヶ島」の名称でリニューアルオープンする。
※鶴ヶ島ゴルフ倶楽部(埼玉県入間郡)とは違います
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■平成21年12月11日、東京建物グループの6コースをアコーディア、ゴルフに売却
日光GP:アレル、キャッスルヒルCC、つくでGC:カムズ、霞GC、JG芸濃、JG四日市C
■平成21年12月11日付け、(株)ジェイゴルフが売却の6コース以外の事業を新設分割
新設の商号も(株)ジェイゴルフ、残り12コースで事業継続 |