棚倉田舎倶楽部の債権者集会が平成17年5月25日に開かれ、賛成多数で自主再建型の再生計画案を可決し、同日東京地裁から認可決定を受けた。決議結果は出席債権者数1474名の内、98.03%に当たる1445名の賛成、議決権総額では92.89%の賛成で可決要件を満たした。
同社の再生計画案によると、固定資産の減損会計の導入により、平成16年上期には約45億円の債務超過に陥ったと報告している。また、約41億円の預託金は償還期限を19年12月まで延長したが、償還期限には預託金を返還できる目途が立っていないことから、再生手続きに至ったとしている。
親会社である上場のトピー工業(株)は、これまでも同社を支援してきたが、今回は18億円余の同社への貸付金と2億5250万円の預託金を放棄することで、親会社の責任を果たす。資本金は4億5000万円の全額を減少した上で、新株の全部をトピー工業に割り当て、新資本金は2億円になる。
会員に対する再生条件は、預託金を70%カットし、残り30%を再生計画案の認可決定確定の日から5ヶ月以内に全会員に弁済した上で、預託金証券を無額面で譲渡可のいわゆるプレー会員権に差し替えるとしている。
なお、コース用地に極度額3億円の根抵当権(元本は約2億3000万円)を設定している金融機関と調整の結果、根抵当権を取り外すことで合意したという。
↓↓↓ 平成26年4月2日追加
平成26年4月23日付けで、同倶楽部の経営母体会社が交代
親会社のトピー工業(株)は、子会社で棚倉田舎倶楽部を保有する棚倉開発(株)(廣川信一代表)の全株式を(株)ホスピタリティオペレーションズへ譲渡する旨を3月25日、自社ホームページで発表したもの。
↓↓↓ 平成30年9月26日追加
平成30年9月25日、棚倉田舎倶楽部を石川遼プロのマネジメント会社が取得し経営交代
石川プロの母親・由紀子さんが代表を務めるケーアイ企画(株)(埼玉県)が、(株)ホスピタリティオペレーションズより運営会社・棚倉開発(株)の全株式と同倶楽部の経営権を9月25日に取得。棚倉開発の代表には父親の勝美氏が就任した。
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