民事再生手続き中で奥武蔵カントリークラブ(埼玉県入間郡越生町上谷1028、TEL:049-292-6311)を経営の奥武蔵産業(株)は、1月下旬に会員を含む一般債権者に全日空(全日本空輸(株))系列の全日空商事グループがスポンサーになる再生計画案を配布したことが判明した。
計画案の決議を問う債権者集会は、9月9日に開催される。
計画案の骨子は、
再生計画案の認可決定確定後に、全日空商事又はその子会社(株)HITが奥武蔵産業の株式の
90%を取得し、残り10%の株式を会員メンバーが(社員)となる有限責任中間法人奥武蔵カントリ
ークラブ(清水靖雄代表理事)が保有する。
これにより、会員(538名)は間接的ながら経営に対する権限を取得する。
りそな銀行の別除権付債権は全日空商事グループが譲り受ける。
会員等への弁済条件は、
・全会員の預託金を98%カット、残り2%を確定の日から3ヶ月以内に一括弁済。
・無償で譲渡可の会員権(無額面、いわゆるプレー会員権)を発行。
確定債権総額45億4580万円、一般(10名)債権総額66億3641万円余(他自認債権額3億2740万円)。
参考までに、全日空商事(株)のグループとしては初のゴルフ場となるが、全日空は石垣島GC(沖縄)とANAダイヤモンドGC(北海道、三菱マテリアルと共同)を保有している。
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平成17年3月9日、全日空商事グループの(株)HITをスポンサーとした計画案が成立
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平成17年10月1日、ゴルフ場名を「武蔵の杜カントリークラブ」に変更
↓↓↓ 全日空グループ関連ニュース
平成18年8月末日、石垣島GC(沖縄)を閉鎖
↓↓↓ 全日空グループゴルフ場売却関連ニュース
平成23年7月1日、ANAダイヤモンドGC(北海道)を明治海運(株)グループに売却
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