(株)パインレークゴルフクラブ(資本金4億3000万円、大阪市中央区道修町4-5-10、代表國府光雄氏)は、平成16年8月24日に大阪地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。申請代理人は浦田和栄弁護士(大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210)ほか。
当社は、1969年(昭和44年)10月、ホテル・食堂の経営および不動産賃貸を目的に設立され、84年10月に「パインレークゴルフクラブ」(兵庫県西脇市鹿野町、18ホール)を開設した。
国内に8コースのゴルフ場を所有する信和ゴルフグループの系列会社で、運営は信和ゴルフ(株)(京都市)が担当し、当社はゴルフコースの賃貸・管理を手がけ、94年12月期の年収入高は約10億円を計上していた。
国内プロゴルフトーナメントが開催されるなど近畿地区では高い知名度を有していたが、97年からは多数の会員から預託金返還請求が相次いでいたうえ、近年は不況の長期化による入場者数の減少などから業績は低迷、2003年同期には年収入高約6億円にまでダウンしていた。
こうしたなか、預託金の返還を巡る会員との交渉が不調に終わったことで、2004年7月には、一部の会員が京都地裁へ債権者の立場で破産を申請。これに対抗すべく、今回の法的措置となった。
負債は約510億円(内訳は預託金約61億円、未払金等約22億円、保証債務約427億円)。
|