ジー・ケー開発(株)(資本金1000万円、東京都千代田区神田神保町3-12-3、代表横山卓雄氏、従業員46人)は、平成16年7月9日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は服部弘志弁護士(東京都中央区銀座1-8-14、電話03-3561-8686)ほか。監督委員は田淵智久弁護士(東京都千代田区丸の内1-1-2、電話03-5223-7777)。
当社は、1988年(昭和63年)1月、東証1部上場の鉄建建設(株)(東京都千代田区)がゴルフ場経営に進出するにあたり、同社100%出資子会社として設立された。
93年4月に「霞ゴルフ倶楽部」(三重県安芸郡、18ホール)をオープンし、親会社の信用を背景に運営を続け、97年3月期には年収入高約9億5000万円を計上していた。
長引く不況に伴う個人消費の低迷から、2004年同期の年収入高は約6億3400万円に落ち込み、財務面では債務超過に陥っていた。
この間、同業者との競合激化で客単価が下落し営業赤字が続くなか、親会社からの資金支援で経営改善に努めていたが、今後償還期限の到来する預託金償還に伴う資金手当ての見通しが立たず、自主再建を断念した。
負債は2004年4月末で預託金を中心に約129億3700万円。
・・・・ここまで
↓↓↓ 平成16年12月6日に開催
東京地裁で債権者集会が開かれ、出席債権者367名中356人(97%)、議決権総額約119億円の86・92%の賛成多数で再生計画案が可決し、同日同地裁より認可決定を受けた。
スポンサー型の再建方法は、上場の東京建物(株)が計画案の認可決定確定日から1週間以内に、ジー・ケー開発(株)の全株式を鉄道建設(株)から取得することで傘下に収める。
会員及び一般債権者への弁済条件は、債権額の92・3%をカット、残り7・7%を認可決定確定日から3ヶ月以内に一括弁済する。プレーを希望する会員には無額面のプレー会員権を発行し継承する。
※ 預託金は7・7%の弁済を受け、新証券は無額面のプレー会員権であるため売却損による
損益通算は受けることが出来なくなります。・・・・倒産ゴルフ場に関する国税庁の見解
↓↓↓平成17年1月11日付け
スポンサーとなる東京建物グループは、再生計画認可決定確定より、鉄建建設グループから霞ゴルフ倶楽部の引き渡しを受けた。
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