本紙既報通り、1月16日から新名称に変更した、鹿沼プレミアゴルフ倶楽部(旧・グレンピークマナーGC、18ホール、栃木県鹿沼市下久我1820、TEL0289‐65-8211)を経営する(株)リゾートプレミア(倉林修司社長、埼玉県本庄市児玉町児玉857-1、TEL0495-72-7222)は先ごろ、旧会員に対して会員登録の案内を送付した。
それによると会員登録料が初回のみ2万5000円で、年会費も2万5000円。登録すると、メンバーズカードが発行され、今年4月から12月までがセルフプレーで平日3500円、土・日祝日5000円、来年1月から3月までが平日3000円、土・日祝日4500円で利用できる。
同社によると「旧・グレンピークマナーの会員権は競売によりプレー権が消滅していることを承諾の上で、プレーをご希望の方に入会していただきたい」と話しており、2月末まで申込みを受け付けるという。
同社では2千名程度の会員数を想定しているが、5〜6千名といわれる旧会員の登録者数が少ない場合には、新規会員の募集等も検討したいという。
規約では名変料10万円で名義書換えも受け付けると定めており、第三者ヘ譲渡可の会員権とする可能性もあるという。
リゾートプレミアは昨年9月の競売で同ゴルフ場を落札。12月には不動産登記も済ませた。同社によると、昨年4月段階で同GCに興味を持ち、状態の悪化を防ぐために当時の運営会社に協力し、競売実施前から裸地に近かったグリーンやフェアウェイなどの管理、芝の張替えも行っていた。
今年1月末には乗用カートも50台を新車に入れ替えており、3月からはコースの改修工事を行い、4月20日にリニューアルオープンする。今のところビジターのプレー料金は平日6500円、土・日祝日1万500円を予定。キャディの募集も行っており、いずれキャディ付きプレーも選択できる見込みという。
同社の母体会社は食品関係の貿易を行っているアジア通商(倉林社長、本庄市)としており、同ゴルフ場以外にゴルフ場事業を拡大する考えは今のところないという。
ちなみに、旧・グレンピークマナーGCの会員権は競売による経営交代のためプレー権が消滅したことになる。その時期について、旧経営会社の代理人弁護士は「昨年9月の競売による代金納付て所有権移転が確定した時点で、旧会買権のプレー権は消滅した」と説明している。
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この時点で事実プレー権が消滅していたのであれば、「競売による所有権移転時点」以降の売却に関しては、損益通算の対象外となりますね。しかし、旧会員の方はその後もプレーをしていたようですし、消滅した事実はなかったようですが・・・・??
実際には、2月中に会員登録をしなければプレー権が消滅するわけで、この辺を税務署がどう判断するかによって見解が分かれてくるかと思います。例えば、茨城クラシックCCのケースでは「会員登録期限まで」の損益通算はOKでした。
→茨城クラシックCCのケース・参照(椿ゴルフ) |