2022年度全国ゴルフ場延べ利用者数9129万人、前年比1・78％増

　一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会（ＮＧＫ、ＴＥＬ：03-5577-4368）は、ゴルフ場利用税の課税状況からみたゴルフ場の実態について、毎年集計結果を公表しているが、このほど2022年度（2022年4月〜2023年3月）の全国ゴルフ場利用者状況をこのほど発表した。

　＊徴税データにより集計しているため、ゴルフ場利用者数としては2022年3月〜2023年2月の実績

　　ＮＧＫホームページ　ＵＲＬ＝http://www.golf-ngk.or.jp　（表示方法）

　2022年度（令和4年度）の全国47都道府県（ゴルフ場数：※2196＝11コース減、平成14年2460コースがピーク、平成21年2445コースからは13年連続で減少、累計249コース）の延べ利用者数は9129万26人で前年同期の8969万3880人に比べ159万6146人増加、率では1・75％増となったことが判明した。

　※隣接都道府県にまたがる18ゴルフ場があるため、実稼働のゴルフ場は2178コース。このため、ゴルフ場数・利用者等が
　　 重複集計されていることもある。

　＜参照資料＞

　 　全国で閉鎖（完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖）したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載

　▽都道府県別の増減順（前年：増加39県、減少8都道府県）では、

　　・石川県：5・24％、宮城県：4・27％、熊本県：3・87％、北海道：3・83％、長崎県：3・66
　　　の順で、39都道府県で増加、減少は8県のみだった。

　▽1ゴルフ場平均の利用者数は、

　　1990年に52,361人のピークを迎え、その後は1993年に5万人を割り込み46,716人に、そして1998年
　　には4万人を割り39,947人となり、以後は多少の変動はあるものの23年連続で3万人台となっていたが、
　　昨年（24年振りの4万人台）に続き、2年連続で4万人台をキープした。

　　・4万1571人（前年度比930人増、2・29％）

　▽コルフ場利用税の課税利用者（2003年に適用）は、

　　・6917・1000万人（9・40％増）

　▽ゴルフ場利用税額は、

　　・446億7400万円（前年比7億7600万円、1・8％増）と昨年（25年振りの増加）に続き2年連続

　▽コルフ場利用税の非課税利用者（18歳末満、70歳以上等）は、

　　・2146万6510万人（前年度比94万3902人、4・60％増）で、一昨年は17振りにマイナスとなったが
　　 昨年度に続き、2年連続の増加となっている。

　　・延ベ利用者に占める非課税利用者の割合（非課税利用者率）は23・51％（前年度比4・60Ｐ増）

　▽18歳以下の利用者状況は（平成年度）、

　　・20年度：26・2万人、21年度：31・1万人、22年度：32・9万人、23年度：33・8万人

　　・24年度：34・6万人、25年度：34・3万人、26年度：33・0万人、27年度：32・9万人

　　・28年度：30・9万人、29年度：29・3万人、30年度：27・3万人、31年度：26・7万人

　　　＊28年度以降は、30万人割れが続いており、今後も不透明

　▽都道府県別の非課税利用者率は、44道府県増加、3都県が減少

　　・伸び率の高い順では、

　　　1位 鳥取県：8・77％、2位 北海道：8・67％、3位 沖縄：8・42％、4位 福島：8・34％

　　　＊昨年比で、昨年2位の東京都が−1・12％（−は秋田、香川の3県のみ）

　　　＊前年度は、47都道府県全てが増加だった

　データに関する詳細情報は、一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会にお問い合せ下さい。