「湯布院カントリークラブ レークサイドコース」(18H、大分県由布市湯布院町湯平1211-2、TEL:0977-84-3156)は、今年12月末日をもってゴルフ場を閉鎖する旨を6月28日、「湯布院カントリークラブの閉鎖に関するお知らせ」と題し、同ゴルフ場のホームページにて下記の通り発表していたことが判明した。
湯布院CC URL=https://yufuin-cc.jp/ (表示方法)
湯布院カントリークラブの閉鎖に関するお知らせ
2021年6月28日
九州高原開発株式会社
当社はこのたび、湯布院カントリークラブの営業を、本年12月末をもちまして終了することといたしました。 1965年の開業以来56年間の長きにわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
当クラブは、「九州横断道路(やまなみハイウェイ)」が開通した翌年の1965年に営業を開始して以降、多くのゴルファーの皆様にご利用いただいてまいりましたが、近年は若年層のゴルフ離れや高齢化の進展によるゴルフ人口の減少、周辺ゴルフ場との価格競争などにより来場者が伸び悩んでおりました。
加えて、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うレストランの休業やスループレーの増加などにより売上が大きく落ち込みました。また、クラブハウスをはじめとした設備の老朽化が進展し、数年内に大規模な改修が必要となっています。
このような状況下のため、誠に残念ではありますが、事業の継続は困難と判断し、年内をもってゴルフ場を閉鎖することといたしました。これまで長きにわたりご支援を賜りました皆様には深くお詫びしますとともに、改めて御礼申し上げます。
なお、当クラブは年内は通常どおり営業いたしますとともに、当社及び山下湖ロッジは運営を継続してまいりますので、引き続きご厚情を賜りますようお願い申し上げます。また、ゴルフ会員権の取扱いにつきましては、会員の皆様へ別途お知らせさせていただきます。
以上
発表元URL=https://yufuin-cc.jp/img/top/yufuincc_info.pdf
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湯布院CCは、大分自動車道・湯布院ICより14㎞(約15分)、JR久大本線・由布院駅より約20分に位置。由布岳や九重連山を一望し大自然の中に広々と展開された、のびやかな高原コースとドラマティックな森林コース(丘陵、全長6,813Y、P72)からなるリゾートコース。
同CCは、昭和40年10月に九州電力グループの関連会社として「九重カントリークラブ」の名称で開場。その後、リニューアル工事に伴い平成19年1月24日付けで現名称に改め、平成19年2月26日には減資・増資を行い、九州電力(株)の100%子会社となり、現在まで運営されてきた経緯をもつ。
→ 湯布院CCの過去の経緯
前述通り、「ゴルフ会員権の取扱いにつきましては、会員の皆様へ別途お知らせさせていただきます」とありますが、会員数も700名前後と少なく、母体が九州電力ということもあり全額返還されるものと思われます。閉鎖後どうすのかは現時点では不明です(従業員も教えてくれませんでした)。
なお、九州電力グループの支援を受け昭和51年(1976年)11月に開場し、伊都ゴルフ土地(株)が経営する「伊都ゴルフ倶楽部」(18H、福岡県糸島市香力474、TEL:092-322-5031)も、湯布院CCと系列で親会社は九州電力となっている。
→ 伊都GC URL=http://www.ito-gc.com/
<参照資料>
九州高原開発(株)の直近の決算 |
https://catr.jp/companies/00618/16842 |
髙藤英夫代表 |
伊都ゴルフ土地(株)の直近の決算 |
https://catr.jp/companies/08f1a/2174 |
貫正義代表 |
*詳細は、上記URLの画面左にある「直近の決算一覧・決算末日」 2020年12月31日をクリックして下さい。
*リンク切れの場合はご容赦下さい
ちなみに大分県では、「日吉原カントリークラブ」(平成26年5月閉鎖)、「日田国際ゴルフクラブ」(令和2年1月閉鎖)に次ぐ3コース目の閉鎖ゴルフ場となった。両ゴルフ場共に閉鎖後はメガソーラーに転用されている。
→ 九州地方で閉鎖したゴルフ場(椿ゴルフ調べ)
参考までに、湯布院CCの会員権相場(名義書換料:キャンペーンとして11万円を1・1万円に減額、年会費1・32万円=各税込)は建っているいるものの、閉鎖することで売買は成立していないようです。
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