「函館KGカントリークラブ」(18H、北海道函館市東山町205-1、TEL:0138-54-4111)は、今シーズン(11月10日まで)営業をもってゴルフ場を閉鎖することが判明した。
函館KGCC URL=http://www.hotweb.or.jp/kg-cc/ (表示方法)
同CCの経営会社は(株)サントピアで、同社はレストラン事業の(株)東天紅や小売業の(株)アブアブ赤札堂などの企業グループの中核会社である小泉グループ(株)(東京都台東区)の関連会社。
名称(KGは小泉グループを意味する)からも分かる通り以前は「高崎KGCC」(群馬県)も同じグループだったが、昭和57年にニフコグループに経営交代し、平成18年の民事再生後は熱海ゴルフグループとなっていた。弊社既報通り、今年一杯で高崎KGは閉鎖することになっている(跡地にはメガソーラー建設の噂)。
同ゴルフ場(6751Y、P72)は、昭和48年7月開場で産業道路・函館空港より15q、JR函館本線・函館駅から車で約30分に位置し、クラブハウスからは函館市街や函館山、津軽海峡が一望でき夜景のすばらしい丘陵コースとして人気があったようだ。
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によれば、閉鎖理由は明確ではないものの経営環境の変化が閉鎖の決め手となった模様と伝えており、従業員には周辺ゴルフ場などへの再就職先あっせん、会員には年内に案内したい意向だという。
ちなみに、函館KGCC(会員数約1000名強)の会員権相場(名変料:30万円、年会費:2・0万円=正会員、税別)は、売り25万円、買いは10万円(北海道の会員権業者参照)と低位で低迷していたようだ。
なお、北海道での閉鎖コースは弊社の調べで31コース(9H含む)、函館KGを含めこれで32コースとなり全国でも最多となっている。他県ではメガソーラーに転用されるケースが目立つが、北海道では日照時間の関係も有りそれも難しいようで、跡地利用に関しての情報は弊社にもほとんど入って来ていません。
<参照資料>
→ 北海道で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧
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