「オリオン嵐山ゴルフ倶楽部」(18H、沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山654-32、TEL:0980-58-1910)が令和3年(2021年)6月頃をもって閉鎖し、跡地に沖縄の自然や文化をテーマにした内容のテーマパークを造る計画であることが判明した。
地元新聞によると、閉鎖後に整備工事(総事業費は500億~600億円規模)を始め、2024年末から25年初めごろの開業を目指し年間の来場者数は300万~500万人を見込み、約2千人を雇用する計画があると報じている。
オリオン嵐山GC URL=https://www.orion-agc.co.jp/ (表示方法)
オリオンビール(株)、(株)リウボウ、(株)ゆがふホールディングス、近鉄グループホールディングス(株)、(株)刀、その他が、準備会社「(株)ジャパンエンターテイメント」(沖縄県那覇市、加藤健史代表取締役)を2018年に設立し始動開始。嵐山GCとは今年の8月中にも用地の賃貸契約を結ぶ予定と伝えている。
関連情報 https://katana-marketing.co.jp/news/detail_15.html
同GCの従業員はテーマパークでの採用も含めて就業を支援。また、同倶楽部の会員に対しては、相場に割増価格などを上乗せして正会員は50万円、平日会員は40万円で嵐山GCが会員権を買い取る方針で調整を進めているという。
ちなみに、同GC(当時は嵐山GC)は平成13年12月に当時の経営会社・プレミアゴルフ(株)が預託金償還問題等により民事再生法を申請。
平成14年8月に会員組織でつくる受け皿会社の嵐山ゴルフ倶楽部が6億1000万円で営業資産を買い取り、会員に預託金の13%(総額6億7000万円)を返還した後、オリオンビールの完全子会社オリオン嵐山ゴルフ倶楽部(株)が約13億円で営業資産を買い取る内容で基本合意(同年10月17日に東京地裁で再生計画が確定)。
→ オリオン嵐山GC・過去の経緯
同時にコース名をオリオン嵐山ゴルフ倶楽部に変更し現在に至っている。
同ゴルフ場は、沖縄自動車道・許田ICより13㎞、那覇空港から1時間25分(名護市から25分)に位置し、全長6955Y、P72の丘陵コース。
参考までに、8月19日現在の会員権相場(名義書換料20万円、年会費2・4万円、正会員=税別)は、15万円売りに対して買いは7万円となっています。前述の買取金額(正会員のケース)は会員権相場を10万円と設定して入会費用(名変料)20万円と割り増し分20万円を上乗せして算出したようです。
<参照資料>
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 令和4年2月28日追加
オリオン嵐山GC、営業終了は令和4年3月31日
オリオン嵐山ゴルフ倶楽部の営業終了に関するお知らせ
令和3年11月1日
オリオンビール(株)
オリオン嵐山ゴルフ倶楽部(株)
オリオンビール(株)およびオリオン嵐山ゴルフ倶楽部(株)は、令和元年9月2日付でお知らせ致しましたとおり、(株)ジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市、代表取締役
加藤健史)が推進するテーマパーク事業の建設用地としてオリオン嵐山ゴルフ倶楽部のゴルフ場用地を提供するため、この度、令和4年3月31日をもって、オリオン嵐山ゴルフ倶楽部の営業を終了することを決定致しましたので、お知らせ致します。
当社グループとしては、ジャパンエンターテイメントの「本テーマパークを起点として、沖縄北部を振興することで、沖縄経済を活性化し、沖縄が観光立国・日本の観光戦略の要となること、ひいては、日本の観光および経済に貢献していきたい」という考えに賛同しています。
同社の提案に応じることで、沖縄の観光産業の発展に貢献でき、地域経済への還元に繋がるものと判断いたしました。本テーマパーク事業が順調に進捗していることを受け、上記の通り営業終了を決定した次第です。
皆様には、オリオン嵐山ゴルフ倶楽部の開場以来、長きにわたってご愛顧賜りまして誠にありがとうございました。改めまして厚く御礼申し上げます。オリオン嵐山ゴルフ倶楽部は、上記営業終了日まで、これまでと同様に営業を継続して参りますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
以上
【お問合せ先】
オリオンビール株式会社 経営戦略部 098-911-5232
オリオン嵐山ゴルフ倶楽部株式会社 0980-58-1910
|
上記の通り、令和3年11月1日付けでゴルフ場ホームページ「お知らせ」で発表しました。
なお、在籍会員の処遇に関しては、会員から会員権を買い取る方針のようです。買取価格は、正会員が50万円、平日会員が40万円を予定しているという噂ですが、確認はとれておりません。
|