吉川カントリー倶楽部・東急不動産（株）がシャトレーゼに譲渡し経営交代

　全国で23コースを運営する東急不動産（株）（東京都港区南青山2-6-21　TK南青山ビル、ＴＥＬ：03-5414-1099）が、　「吉川カントリー倶楽部」（18Ｈ、兵庫県三木市吉川町米田字平間701-3、ＴＥＬ：0794-72-1150）を今年の10月1日付けで売却することが明らかになった。

　一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信により判明したもので、売却先は菓子、ワイナリー、ホテル、国内16ゴルフ場運営等を営む企業グループの（株）シャトレーゼホールディングス（斉藤貴子代表取締役社長、山梨県甲府市下曽根町3440-1）。

　吉川ＣＣは、大手ゼネコンの清水建設の直系として平成4年10月にオープン。平成18年3月に東急不動産が経営会社・（株）吉川力ントリー倶楽部の全株式を清水建設から取得し傘下に収め、現在まで運営してきた経緯をもつ。

　→ 吉川ＣＣの過去の経緯

　同ゴルフ場（6904Ｙ、Ｐ72）は、中国自動車道・吉川ＩＣより3㎞、ＪＲ宝塚線（福知山線）・三田駅より25分に位置し、アベレージゴルファーがいいスコアで上がれるようにと、スライスはセーフ、フックはOBとなるような設計がなされている丘陵コース。

　なお、ゴルフ特信によれば、倶楽部組織の古川カントリー倶楽部は9月30日をもって解散し、会員の預託金は全額返還する方針で、引き続きプレー会員として新たな費用は請求せずにシャトレーゼに引き継がれるという。

　＊東急グループゴルフ場での今回のような売却の意向はないそうです

　ちなみに、会員募集は385万円（入会金105万円、預託金280万円＝10年据置き）や406万円（入会金126万円、預託金280万円）で行い、会員400名強を集めていたようだ。

　参考までに、会員権相場（名義書換料120万円、年会費4・8万円）は7月5日より名義書換を停止しため会員権相場は建っていないが、停止前の相場は220万円売りに対して買いは120万円となっていました。