東急不動産(株)(植木正威社長、東京都渋谷区)は平成18年3月24日、ゼネコンの清水建設(株)(野村哲也代表取締役社長、東京都港区)グループで「吉川カントリー倶楽部」(18H、兵庫県三木市吉川町米田、TEL0794-72-1150)を経営する(株)吉川カントリー倶楽部(隆義寛代表取締役、兵庫県三木市)の経営権を取得したことを明らかにした。
(株)吉川CCの全株式を、清水建設(株)から買い受けたもので、同日付で細田正典氏(東急不動産(株)リゾート事業本部第一事業部統括部長)が(株)吉川CCの新社長に就任している。
東急不動産では、旧来の高品位な会員制クラブを継承するとともに、設備の充実化と会員補充のための会員募集も実施し、近畿圏の同社リゾート施設の主軸にする考えを示した。
同倶楽部は平成4年10月にオープン。法人会員制のゴルフ場として営業を行ってきたが、清水建設は経営改善のため、平成15年4月から東急不動産のグループ会社・東急リゾートサービスへ運営を委託している。
清水建設(株)は、平成16年12月に経営していた白河GC(27H、福島)を地元の大信村(現・白河市)に無償譲渡しており、今回の吉川CC売却により、同社経営の国内ゴルフ場はゼロとなった。
一方、東急不動産は今後も単独施設として安定した入場者数が確保できるものや、同社リゾート施設との相乗効果や既存施設周辺にあり運営効率の向上が見込めるものにつては、株式取得、資産譲渡や運営受託等の様々な手法を用いながら積極的に施設の拡大を進めていくとしている。
ちなみに同社は既報通り、今年3月1日にも「見上CC庄内C」(現・嘉穂CC、福岡)の経営権を取得しており、吉川CCを含めると同社経営ゴルフ場は18ヶ所(賃借経営のニセコ東急GCを含む)にのぼる。
↓↓↓
吉川CCの募集に関して(全て10年据置)
平成18年7月より、1次募集開始(385万円=入会金:105万円、預託金:280万円)で200口
平成19年3月より、2次募集開始(406万円=入会金:126万円、預託金:280万円)で300口
→ 最終1200口・現会員数280名
↓↓↓ 令和元年7月12日追加
令和元年10月1日付けで、吉川CCを東急不動産がシャトレーゼグループに売却
|