「白神カントリークラブ」(18H、5067Y、P70、秋田県山本郡三種町外岡字逆川89-6、経営=白神カントリークラブ(株)、高橋金正社長)が、平成28年(2016年)11月30日をもって閉鎖され跡地にメガソーラーが建設されていたことが判明した。
白神CC・地図 (グーグルマップより)
地図からも分かる通り、練習場・「やまもとゴルフガーデン」(23打席)と3ホールは残されており、3ホールのグリーンをアプローチ練習場として使っているという(現在も営業中、TEL:0185-83-4400)。
太陽光発電事業者は、ゴールドマン・サックスやシンガポール政府投資公社(GIC)が出資するジャパン・リニューアブル・エナジー(株)(JRE、平成24年8月設立、東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー10F、TEL:03-6455-4900、竹内一弘代表取締役社長)。
同社は、全国36ヶ所で太陽光・風力発電(2017年6月〜2018年5月現在)を行っており、全発電所の年間発電量は283,879,351KWhとホームページで案内されている。
JRE URL=http://www.jre.co.jp/ (表示方法)
竣工式 URL=http://www.jre.co.jp/pdf/news_20180216.pdf
事業主体は「JRE能代三種太陽光発電所」、運営会社は「合同会社JRE能代三種」で、設備容量16・878メガ(パネル枚数5万9,224枚)で年間総発電量は約1,710万KWh(一般家庭約4750世帯分の1年間の電力消費量に相当=能代市総世帯数の約19%)。
運転開始は昨年の12月26日(今年の2月15日に竣工式を行っている、詳細は上記pdfファイルを)で、事業期間は20年間となっており、全て東北電力に売電している。
なお、JREは弊社既報通り「オレンジヒルズゴルフ&リゾート」(平成26年12月末閉鎖、パブリック、9H、和歌山県)の跡地にも「JRE日高川太陽光発電所」を建設(平成28年3月運転開始、設備容量16,800KW)している。
ちなみに白神CCは地元の建設業者の(株)高橋土木が社有地等を利用してゴルフ場を徐々に拡張。平成2年に前述の練習場をオープンさせた後、平成15年9月に18ホールが完成し、ゴルフ場名を白神CCに変更していた。
<参考資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
→ 全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
参考までに、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6246号)が、ゴルフ場の遊休地や跡地、計画用地等のゴルフ場関連用地を使った計画を含むメガソーラー基地を改めて調査した。
一季出版(株) URL=http://www.ikki-web2.com/tokushin
※調査は、完全閉鎖、閉鎖後を利用、一部用地、遊休地、計画・未着工等に分けて行っています。
その結果、メガソーラー基地計画はこれまでに全国で186件あるが、2件がメガ規模以下、6件が断念、実質178件が残ったという。一昨年の同時期は149件で、昨年は35件増の176ヶ所だったことから、昨年同時期と比べて2ヶ所しか増えておらず、増加ペースが大幅に鈍化したことが判明した。
その中での売電・稼働状況は、97件が稼働済み(2件のメガ未満は含まず)で、残り87件では25ヶ所程度が着工済み、その他は検討中や不明で、断念は6件だったようだ。
弊社独自で調査(全てではありません、調査漏れもありますのでご理解下さい)したメガソーラー転用(計画等含む)は、上記「ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設」をご参考にして下さい。
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