国内で10コースを運営するJGM(吉滓大造社長、(株)ジャパンゴルフマネージメント、東京都港区新橋2-21-1新橋駅前ビル2号館5F、TEL:03-3289-8111)グループは、運営する下記4コースの経営会社が会員の預託金を償却した上でプレー権を引き継ぐ旨を、各経営会社名で会員に”新会員証券への切換案内”と題して通知したことが判明した。
JGMグループゴルフ場 URL=http://www.jgmgroup.co.jp/golfclub/ (表示方法)
※JGMセベバレステロスGCいわき(福島)も?・・・うろ覚えのため記載は控えました。
弊社へも、JGMセペバレステロスGCとJGM霞丘GCの会員から今年に入り数多く問合せが入っておりました。概要は、経営会社で預託金証券発行の常陸開発(株)が近々、法的整理(破産)に入るので、預託金を償却した上で、プレー権を(株)ジャパンゴルフマネージメントへ移行してほしい。
新預託金の額面は3万円になるがプレーは従来通り弊社に受け継がれるのでと、○月○日までに移行手続きに入って下さい。常陸開発(株)には資産がほとんどなく、法的整理に入れば配当はほとんど見込めないという内容で案内文が(株)JGMから送られてきたというもの。
直接電話で問い合わせた会員の話(複数)では、「移行手続きに応じられない会員は、ハッキリとは言わないがプレー権がなくなる恐れもあるというニュアンスの回答だった」と話していました。期日までに返答しなかった会員には再度、延長期日が書かれた案内文が来たという。
今回これらの内容の詳細が、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6093号)により、「埼玉ロイヤルゴルフ倶楽部おごせコース」(18H、埼玉県入間郡越生町津久根830、TEL:049-292-6822)の会員に同様の案内が来たという記事により判明した。
内容はセベ・霞丘とほぼ同じで、埼玉ロイヤルGCの会員権発行会社・(株)おごせロイヤル(城嶋渉代表取締役)は、無資産の赤字会社で預託金償還の見通しがないため会社整理(任意整理)を行うこととなり、預託金の”償却”を会員に要請し、プレー権の継承を運営会社・JGMグループにお願いしたことを会員に通知。
ゴルフ場運営は施設所有の(株)関東管財マネージメント(JGMグループ)から引き続き(株)ジャパンゴルフマネージメントが賃借して行うという。
JGMでは、5月より7月末までの期間で新会員証券(3万円の補償金付証券=預託金ではなく退会時の返還はない、譲渡可)への切替えを無償で行う。会員として利用できるのは「JGMおごせゴルフクラブ」(来年1月1日に変更予定、経営:(株)JGMおごせ=吉潭大造代表)と、同じグループのJGMやさと石岡GCで、特典として他のJGM系列コースが優待料金で利用できるという。
ちなみに、同グループのゴルフ場は施設所有会社が変わったり、前事業会社が任意整理中に事業を引き継いだケースによりコース名が変更したりして、弊社でも実際にどの会社が施設所有会社で会員権発行会社なのか、また経営会社は?など把握できていません。
これまでは、JGMグループが取得し経営会社だと思っていました。もちろん、会員の権利・義務も引き継いでの上で。参考までに、おごせの会員数は分割もあり5000名以上(内年会費納入者約3000名)、やさとは約2000名となっている。
なお、セベ・霞丘の会員のうち、何人が償却しJGMへの移行に応じたのかや、応じなかった会員の処遇に関しては不明です。ただハッキリしていることは、会員の預託金は紙切れ同然(総額いくらになるのか分かりませんが)になってしまうということですね。
よって、この件に関しまし弊社へお問い合わせ頂きましても、詳細な説明はできかねますので、直接、コースないしJGMへお問い合わせ下さい。何卒、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
<参考資料>
→ 平成26年3月23日をもって、JGMGC益子C(栃木)を閉鎖
→ 平成28年12月末日をもって、JGMロイヤルオークGC(群馬)を閉鎖
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