「錦江ゴルフクラブ」(昭和43年10月開場、セミパブリック運営、18H、鹿児島市下福元町3273、TEL:099-262-2111)が、営業を停止していることが判明した。
→ 現在電話は ”プープープー” の話し中状態、ホームページはありません
同GCは、光観光開発(株)が保有し錦江高原リゾート(株)が運営してきた。九州自動車道・鹿児島ICより14q、JR指宿枕崎線・坂之上駅から約10分に位置し、高低差が50m近くありアップダウンの多い山岳コース(全長5,798Y、P72)。
→ 錦江GC・地図(グーグルマップより)
報道によると、錦江高原リゾートは事業活動が停止して再開する見込みがなく、賃金支払い能力がないことを理由に、鹿児島労働基準監督署から昨年の12月21日付けで「事実上の倒産」と認定されていた(ホテルは、昨年9月に営業停止、下記URL参照)ようだ。
http://blog.goo.ne.jp/rk_kobayashi/e/3fd2cc8d001ed5e758aa4a62128f807f (表示方法)
ちなみに、「錦江高原リゾート」でネット検索したところ下記のような別の記事も見つかりましたので、参考までに掲載しておきます(他にもいろいろな記事が検索できましたので、興味のある方は検索してみて下さい)。
平成25年3月25日
鹿児島市永吉1-2-22
(株)シールド
代表取締役社長 宮里 勉
・・・・ 前 略 ・・・・
錦江高原リゾートに関して
以前より、係争中であります錦江高原リゾートに関して現状報告を致します。 当時、弊社グループ会社の顧問兼代理人により錦江高原リゾートのM&Aを進めておりましたが、M&Aの途中に代理人が錦江高原リゾートを経営するという考えられない状況になり、本当の売主と買主(弊社)が権利を逸脱された状態で現在に至ってお
ります。
このような状況で弊社本来の事業が遂行できない為に皆様方には、多大なご迷惑、ご心配をお掛けいたしており大変申し訳なくお詫び致します。
弊社としても、錦江高原リゾート事業は、国内の主力事業としてスタートしたものであ り、既に手付金(支払預け済)、中間金(支払預け済)、仲介手数料(支払預け済)、報酬(一部支払済)、その他を含み約3億円近い資金を投資しております。
売主、買主共に代理人との係争中でありますが、4月中には何らかの結果が出てくる状況と思われます。今後も引き続き、弊社の主力事業であります錦江高原リゾートを一日も早く取り戻せる様、弁護士と協力のもと努力致します。
今後、係争の状況は、ホームページで公開ご報告致します。
掲載元URL=http://shield888.com/data/2013.03.25.pdf
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ホームページでの公開は確認出来ませんでしたが、ネットでの話(blog等)を簡単にまとめると、前述の代理人に顧問料として1000万円を払ったが、錦江高原リゾートの代表に居座った途端に成功報酬として1億数千万を要求してきたため係争に発展したようです。また、その代理人は過去に詐欺事件で犯罪歴がある人物だったそうです。
ちなみに、同GCには約230名の会員も在籍しているようですが、会員への連絡も全くないまま、突然ゴルフ場の営業を停止したという。鹿児島では桜島CCが平成26年11月30日に、関東では静岡の下田CCが平成27年2月末頃に、音信不通のまま突然閉鎖しました。
どういう理由かは知りませんが、舛添要一さんじゃないんですから説明責任ぐらいは果たしてほしいものです。何度も書きかすが、突然閉鎖されて困るのはそのゴルフ場の従業員や会員、一番の被害者は会員(預託金制の場合)だということを忘れないでほしいですね。
弊社では、錦江高原リゾートに関しましては一切、把握できておりません。よって、弊社に問合せをされてもお答えの仕様がございませんので、お問合せは控えて頂きますようお願い申し上げます。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成29年6月8日追加
閉鎖の錦江GC・1億5500万円で競売に
既報通り、一昨年に閉鎖が判明した「錦江ゴルフクラブ」(18H、鹿児島市下福元町3273)と隣接の錦江高原ホテルの土地・建物(下福元町字大平野3273-1他の建物=床面積約6144・44平方メートル)等が鹿児島地裁本庁で競売公告されていることが判明した。
掲載URL=http://981.jp/r526522.html (表示方法)
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・事件番号 |
平成28年(ケ)第36号 |
・閲覧開始日 |
2017/5/30 |
・管轄裁判所 |
鹿児島地方裁判所本庁 |
・公告日 |
2017/5/30 |
・買受方法 |
期間入札 (1回目) |
・入札期間 |
2017/6/15 〜 2017/6/22 |
・開札期日 |
2017/6/29 |
・売却決定期日 |
2017/7/5 |
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・売却基準価額 |
1億5500万円 |
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・買受可能価額 |
1億2400万円 |
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・買受申出保証額 |
3億1000万円 |
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*その他、詳細は上記掲載元URLをご覧下さい。
同GCのホテルは平成27年9月頃まで、ゴルフ場は27年10月頃まで営業していたようで、所有権は前所有者の光観光開発(株)からオーナーが同じ代表者となった(株)錦江高原へ売却により移転している(鹿児島地裁の同競売物件に関する物件目録や関係者の陳述等による)。
ちなみに、ゴルフ場は管理を行っていないため荒れ放題、一時稼働中だった風力発電所も機械の故障で現在は稼働していないという。
↓↓↓ 平成29年7月10日追加
錦江GC・弘久実業(株)が6億5千万円で落札
既報通り、閉鎖した「錦江ゴルフクラブ」と隣接の錦江高原ホテルの土地・建物等の開札が6月29日にあり、8社の入札の中から6億5千万円(売却基準価額:1億5500万円、買受可能価額:1億2400万円)で弘久実業(株)が落札したことが判明した。
一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6115号)によれば、弘久実業の代表者や業種・本社等や取得目的も今のところ不明という。
また同出版の調査で、同一社名で今年5月19日に法人登記された会社が1社(資本金1億円、東京都文京区千石4-42-4、ホン・レイ代表取締役=オーストラリア連邦在住で中華系)あり、その会社の目的が「ゴルフ場の企画、経営、ホテルの企画、経営」等となっており、錦江GCが該当するか否かは不明も、時期的にも符合すると報じている。
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