シェイクスピアCC(北海道)や米山水源CC(新潟)等、国内で4コースを運営するジャスダック上場の(株)アジアゲートホールディングスは、加森観光(株)が所有するメイプルCC及び安比高原GC等を運営する総合リゾート運営企業・(株)岩手ホテルアンドリゾートの発行済株式の全てを共同投資により取得した旨を6月23日、自社ホームページにて下記の通り発表した。
・岩手ホテルアンドリゾート |
URL=http://www.ihr.co.jp/recruit/ (表示方法) |
・安比高原ゴルフクラブ(36H) |
URL=http://www.appi.co.jp/golf |
・メイプルカントリークラブ(18H) |
URL=http://www.maple-cc.jp/ |
(株)アジアゲートホールディングス URL=http://www.asiagateholdings.jp/
(東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー27F、TEL:03-5572-7848)
加森観光(株) URL=http://www.kamori.co.jp/
(札幌市中央区北4条西4-1 加森ビル3、TEL:011-222-3088、加森公人代表)
加森観光グループゴルフ場 URL=http://www.kamori.co.jp/golf/
平成28年6月23日
(株)アジアゲートホールディングス
「APPI 高原スキーリゾート」取得・運営のお知らせ
〜安比リゾート、盛岡グランド、ゴルフ場等を保有する総合リゾート企業〜
(株)アジアゲートホールディングス(金井壮代表取締役社長)は、本日平成28年6月23日に、加森観光(株)が所有する(株)岩手ホテルアンドリゾート(以下「IHR」という)の発行済株式の全てを共同投資により取得いたしました。
IHRは、安比高原スキー場、同スキー場内のリゾートホテル複数棟、更には盛岡の老舗名門ホテルである盛岡グランドホテル、地元有数の名門クラブであるメイプルカントリークラブ(18H)、2017年には「第50回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の開催も予定されている名門、安比高原ゴルフクラブ(36H)、その他複数の飲食店等を運営する総合リゾート運営企業です。
IHRが運営する「APPI高原スキー場」を含む一体のリゾート施設を、今後は当社グループによる全面的バックアップのもと運営してまいります。
・・・・ 以下略 ・・・・
発表元URL=http://contents.xj-storage.jp/xcontents/17830/128ca008/0500/40c8/a187/605bfe70e3c2/20160623162835785s.pdf
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(株)アジアゲートホールディングスは、平成27年4月に(株)A.Cホールディングスより商号変更した会社で、A.Cホールディングス時に下記4コースを取得し運営している。
・平成18年2月、シェイクスピアCC(北海道)及び広島紅葉CC(広島)を取得
・平成18年7月、米山水源CC(新潟)を取得
・平成23年3月、姫路相生CC(兵庫)を取得
グループゴルフ場 http://asiagateholdings.jp/business/golf/
ちなみに、海外投資家との共同投資とありますが、共同投資についてはアジアにおいてリゾート関連投資・運用をしている投資家と紹介。IHRの運営やマネジメント等、全般についてはアジアゲートホールディングスが行っていくという。
(株)アジアゲートホールディングスは、投資ビークルである「Shanghe Limited」の100%親会社となる投資ビークル「QiandaoLimited」へ、投資用ビークルとして新たに設立した孫会社「Shang
Xie Limited」を通じて20%を出資。
「投資ビークル」についてはネットで調べて下さい、凡人の私には難しすぎて?
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報道によれば、出資比率はアジアゲートグループが20%、共同投資家が80%。アジアゲートグループの香港子会社などを通じた投資スキームが組まれたようで、共同投資家はさらに対日投資を積極化していく意向を表明しているという。
又、国内でのスキー場運営の実績も多く持っている加森観光の豊富な経験を引き続きIHRの運営に活かしていくために、今後も加森観光とは継続して業務提携していく予定。アジアゲートホールディングスから取締役3名を派遣し、IHRの全従業員はそのまま継続雇用して施設を運営していくと案内している。
なお、メイプルCC(約270名)・安比高原GC(約1800名)は預託金会員制のゴルフ場となっているが、経営会社の株式譲渡による経営交代のため会員の権利・義務もそのまま引き継がれると思われます。但し、会員の処遇に関しては今回明らかにしておりませんので分かり次第に掲載させて頂きます。
参考までに、IHRは当時(株)リクルート(現・(株)リクルートホールディングス)が運営していたが、平成15年(2003年)3月に加森観光(株)へ譲渡され経営交代したもの。安比高原GC及びメイプルCCの会員預託金やその他施設の従業員は全て加森観光が引き継いでいた。
↓↓↓ 平成28年7月27日追加
安比高原GCとメイプルCCの預託金、新設会社に分離し保全
メイプルCCと安比高原GC2コースの会員の預託金を保全する目的で、吸収分割により(株)岩手ホテルアンドリゾートのゴルフ場運営事業(ゴルフ場の会員に対する預託金返還債務に限る)を新設される(株)S&Iリゾートトラスト(和田智也代表取締役)が承継する旨を7月13日、下記の通り官報に公告した。
平成28年7月13日付 官報号外155号(59ページ)
吸収分割公告
下記会社は、吸収分割して甲は乙のゴルフ場運営事業(*)を承継し、乙はそれを承継させることにいたしましたので公告します。
*ゴルフ場運営事業
現金45億8490万円及びゴルフ場の会員に対する預託金返還債務に限る。但し、承継する負債であるゴルフ場の会員に対する預託金返還債務については、平成28年3月31日を基準日とする貸借対照表その他同日現在の計算を基礎とし、これに効力発生日前日までの増減を加除したうえで確定し、当該預託金返還債務金額と同額の現金を承継する資産として確定する。
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この会社分割に異議のある債権者は、本公告掲載の翌日から一箇月以内にお申し出下さい。
平成28年7月13日
千葉県浦安市高洲五丁目一番E−404号
(甲)株式会社S&Iリゾートトラスト
代表取締役 和田 智也
岩手県盛岡市愛宕下一番地10
(乙)株式会社岩手ホテルアンドリゾート
代表取締役 金井 壮
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ちなみに、第一期決算公告・賃借対照表の要旨(平成27年9月30日現在)も同ページに掲載しており、S&Iリゾートトラスト(株)は預託金を管理するだけの会社ということもあり、資産は1円、資本金も1円で、流動負債は7万円となっている。
なお、運営は引き続き(株)岩手ホテルアンドリゾートが行い、会員の権利・義務に変更もなく預託金償還にも応じているという。
↓↓↓ 令和2年10月9日追加(関連情報)
シェイクスピアCC、広島紅葉CC他2コースを(株)アジアゲートホールディングスが売却表明
ちなみに、「メイプルCC」及び「安比高原GC」・スキーリゾートの経営は、中国企業に経営を委ねて令和元年(2019年)5月に(株)アジアゲートホールディングスは経営から完全に手を引いたという。
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