帝国データバンク(平成28年1月27日付)によると http://www.tdb.co.jp/
「栃木」 (株)サンモリッツ(資本金5000万円、佐野市牧町544、代表清算人宮田延侑氏)は、1月15日に宇都宮地裁足利支部より特別清算開始決定を受けた。
当社は、1970年(昭和45年)3月に設立。当初は、都内に本店を置き、ゴルフ場開発等に係わる不動産業者として運営されていたが、91年8月に(株)サンモリッツカントリークラブを吸収合併してから本格的にゴルフ場経営業者に参入。
「サンモリッツカントリークラブ」(佐野市、75年オープン、18H)の運営を手がけ、96年3月期には年収入高約9億4100万円を計上していた。
しかし、その後の長引く景気低迷から利用者は減少。同業他社との競合による単価引き下げもあり、収入不足から預託金の返還が思うように進まない状況となっていた。
2003年頃には預託金返還は完全にストップし、所有不動産の売却、管理業務やメンテナンスの方式を変え、支出圧縮等の経営努力を行ったが状況は改善せず、2013年3月期の年収入高は約2億5000万円にダウン。
2013年4月には、ゴルフ場運営事業から撤退し、同事業を関連会社である(株)サンモリッツエンタープライズ(佐野市)に移管。以降は、実質的に事業を停止し、2015年11月20日の株主総会の決議で解散していた。
負債は推定50億円。
なお、事業を継承した(株)サンモリッツエンタープライズも、2015年12月20日に実質的に事業を停止しており、ゴルフ場は閉鎖されている。
・・・・ ここまで ・・・・
平成26年9月頃に、「サンモリッツカントリークラブ」(昭和50年開場、栃木県佐野市牧町2378)を閉鎖し、産業廃棄物の最終処分場を建設する計画であることが判明したが、地元住民の反対もあり計画は頓挫した。
ゴルフ場は平成27年12月20日をもって閉鎖しており、跡地利用に関しては未定となっている。
→ サンモリッツCCのこれまでの経緯
参考までに、栃木県では既に下記7コースが閉鎖しており、サンモリッツCCを含めると8コースとなる。また、ファイブエイトGCが今年の3月一杯で閉鎖される予定となっています。
ゴルフ人口の低迷を背景に、採算の厳しいゴルフ場の閉鎖は、誠に残念ですがこれからも増えそうである。但し、メガソーラーへの転用は規制も厳しくなり、単価(1KWh=27円)も安くなっていることから採算が取れず難しいのが現状である(下記参照)。
経済産業省 資源エネルギー庁
↓↓↓平成28年4月22日追加
(株)サンモリッツ、特別清算協定が成立 閉鎖した「サンモリツツカントリークラブ」(栃木県佐野市牧町2378)の経営会社で、特別清算手続中の(株)サンモリッツ(佐野市牧町544、代表清算人=宮田延侑氏)の特別清算協定が3月25日に認可となったことが判明した。
・会員(約800名)には、15万円を限度に預託金の4%を弁済する(弁済金は15万円以下)
・借入金は関東塩業(株)に100万円、(株)サンモリツツェンタープライズに15万円を弁済
なお、サンモリッツCCの引受先(守秘義務により)や今後については不明で、分かり次第に掲載致します。
↓↓↓平成28年10月11日追加
(株)サンモリッツ、特別清算終結の決定を受ける
平成28年9月20日付けで清算会社の(株)サンモリッツ(栃木県佐野市牧町544)は、宇都宮地裁足利支部から特別清算終結の決定を受けた。
なお、サンモリツツCCの今後については不明で、今のところ具体的な動きはない模様。
↓↓↓平成29年12月27日追加
サンモリッツカントリークラブの跡地に16・6MWのメガソーラー建設
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