平成24年8月20日に閉鎖し、25年1月に競売公告(後に取下げ)されていた「星の郷ゴルフ&ホテル烏山」(栃木県那須烏山市横枕979-2)だが、中国の上海電力の日本法人・上海電力日本(株)(東京都千代田区丸の内2-4-1、丸の内ビル内、刀旭社長)がメガソーラーを建設することが判明した。
上海電力日本(株) URL=http://shanghaipower.co.jp/ (表示方法)
同ゴルフ場の跡地を利用して出力50MW(一般家庭の約1万5000世帯分の電力)、事業費も110億円(年間売上高20億円)という大規模な太陽光発電所を建設する計画で、地元関係者などをゴルフ場のクラブハウスに招いて説明会も開催したという。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
同ゴルフ場の用地は現在、合同会社BluePower(住所=コースと同)が保有しているようだが、会員(プレー会員権)の処遇に関しては不明。
また上海電力日本は、福島県で建設(計画用地120ヘクタール)が頓挫していたITC白河ゴルフクラブ(申請名=白河インターナショナル、18H計画、西白河郡西郷村羽太)の跡地にも、出力15MWのメガソーラーを建設する計画があることが判明している。
同ゴルフ場は、平成3年にインターナショナル通商(株)が母体会社となり着工し会員募集も行ったものの、全体の30%程度が完成した後の平成5年頃に資金難などから工事を中断、そのまま放置状態となっていたもの。
ちなみに、上海電力日本(株)は今年の1月10日に設立された上海電力の全額出資子会社。上海電力は上海証券取引所に上場する大手電力企業であり、エネルギー消費指標は第3位であり、いずれも日本の9大電力会社よりも優れている。
日本では主に太陽光発電の開発を進め、日本の2016年の電力全面自由化に伴い、日本の在来型エネルギー産業の開拓も進めるという。上海電力日本(株)の設立準備中に多くの日本企業が協力を求めてきており、九州、関東、関西、東北等ですでに協力事業を得ている。
今年の5月18日には、上海電力日本と日本伸和工業が共同で投資した「大阪南港太陽エネルギー発電所1号」プロジェクト(敷地面積約10万坪で、発電量1・5万KW)の竣工式が行われている。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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