「リオフジワラカントリークラブ」は来場者減による営業不振を理由に、36ホール営業から来年1月に藤原コース(18H)の8〜9ホールを閉鎖し、中里コース(18H)と合わせ27ホール営業に切り替える旨を、自社HPで下記の通り発表した。
平成25年1月より、藤原コース9ホール・中里(旧中里アウト)コース9ホール・立田(旧中里イン)コース9ホールの27ホールレイアウトの営業となります。
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リオフジワラCC URL=http://www.rio-fcc.com
同CC(昭和52年05月開場、36H、三重県いなべ市藤原町篠立3111、TEL:0594-46-3111)は、アパレル事業を営むリオグループ系列の株主会員制ゴルフ場で、東名阪自動車道・桑名東IC〜30q、名神高速・関ケ原IC〜20qに位置し、会員数は約3000名、12月19日現在の会員権相場は10万円前後で推移している。
(株)リオグループホールディングス(名古屋市、横山卓幸代表取締役)
URL=http://www.riochain.co.jp/
ゴルフ場サイドの話によると、合理化や経費削減の対策を行い各種施策を講じたものの、入場者数は下げ止まらず2期連続の赤字を計上したため、閉鎖を決断したという。
ちなみに、閉鎖ホールの跡地にメガソーラー基地の建設計画もあるようだが、活用方法については検討中とのこと。
→ ゴルフ場跡地を利用してメガソーラー(大規模太陽光発電)事業に参入する企業増加
↓↓↓ 平成25年9月20日追加
正月明けから、閉鎖した9ホールの2ホール(旧藤原コースの10番・11番)を利用してメガソーラー発電所の建設に着手、7月に完成して中部電力に売電(1KW=42円)を開始していることが判明した。事業主体はグループ会社という。
↓↓↓ 平成26年11月4日追加
「リオフジワラカントリークラブ」の経営会社・(株)リオフジワラカントリーの平成26年9月30日提出(自平成25年7月1日・至平成26年6月30日)の第9期有価証券報告書によると、経営の合理化により来場者数・売上高(前年比)は若干の減少も、経常利益及び当期純利益は大幅にアップしていることが判明した。
平成26年9月30日提出
(株)リオフジワラカントリー
第9期・有価証券報告書より
業 績
当事業年度におけるわが国経済は、各種政策の効果により円安、株高が進行し、企業収益や家計所得が増加し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、消費税増税やそれに伴う駆け込み需要の反動など、持続的な景気拡大には慎重な見方もあり、先行きは依然として不透明な状況です。
ゴルフ場業界におきましても、オリンピック競技の復活と、若手プロゴルファーの活躍など若年層や女性を中心としたブームの兆しが見えるものの、ゲスト利用者の低料金志向が止まらず、プレー料金は下落傾向にあり、集客競争は依然として厳しい状況にあります。
こうしたなかにあって当社は、フロント業務の合理化によりお客様の待ち時間を短縮し、コース周辺樹木の伐採、枝打ち、剪定など景観の改善と芝生の生育環境の改善に努め、気持ちよくプレーをして頂ける環境を提供しました。
また、2ベンドグリーン化や乗用カードの更新、カードレールの整備は、より快適なコース環境作りとなりました。また、レストランにおきましては厨房設備を充実させメニュー開発の幅を広げました。季節に応じた地物食材を生かしたメニューは好評を得ております。
この結果、当社の営業は、来場者数は62,242名(前年同期比94・7%)となり、売上高は、627,148千円(前年同期比92・4%)となりました。経常利益は53,918千円(前年同期比302・2%)となり、法人税、住民税及び事業税を差引いた当期純利益は52,011千円(前年同比455・3%)となりました。
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キャッシュ・フローの状況として、当事業年度における現金及び現金同等物は89,498千円(前年同期比39,691千円増)となっております。また、純資産の残高は3,867,929千円で、前事業年度に比べ50,536千円の増加となっている。
↓↓↓ 平成28年10月3日追加
リオフジワラCC、平成29年から立田コース(9H)を閉鎖し跡地にメガソーラー
リオフジワラCCは、平成28年12月一杯で立田コース(9ホール)を閉鎖し、来年1月からは藤原コースと中里コースの18ホールでの営業に縮小することが判明した。閉鎖する立田コースは、同用地を所有する親会社が太陽光発電所(メガソーラー)事業を行う計画という。
また、プレー予約は会員優先で行うなどステータスの向上を目指し、中里コースにはLED照明によるナイター施設を設置する計画(来年1月中旬完成予定)で、ナイターの本格営業開始は来年4月を予定していることも判明。
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