帝国データバンク(平成24年12月17日付)によると
http://www.tdb.co.jp
「兵庫」 三津田開発(株)(資本金1000万円、三木市志染町三津田1525-8、登記面=神戸市中央区加納町4-10-21、代表瀧川博司氏)は、12月14日に神戸地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は上入佐輝史(かみいりさ てるふみ)弁護士(神戸市中央区加納町4-4-17、電話078-392-3050)など3名。
当社は、1985年(昭和60年)7月に設立されたゴルフ場経営業者。神戸財界の有志を株主に連ねた名門コースとして知られ、メンバー募集は2001年の一般公募まで縁故に限られていた。
89年10月にオープンした東広野ゴルフ倶楽部(18ホール)は、神戸市中心部からのアクセスも良く、2012年9月には男子プロゴルフトーナメント「パナソニックオープン」が開催されるなど、これまでにも度々プロゴルフトーナメントで使用され、99年3月期には年収入高約11億円を計上していた。
2009年7月には20周年の会員特別募集を実施し、期間終了を待たずに定員に達するなど依然として人気を維持していたものの来場者数は落ち込み、2010年3月期の年収入高は約4億7000万円、赤字計上を余儀なくされていた。
近年においても5億円を割り込む年収入高のなか、預託金を外貨での運用に充てていたため、リーマン・ショック後には毎期損失が発生し、資金繰りが悪化していた。
さらに預託金返還請求が高水準で続き、5億円とされる預託金返還も応じられない状態となり、今回の措置となった。
負債は2012年3月期末時点で約100億8000万円。
なお、債権者説明会は12月27日(木)午後1時より神戸国際会議場メインホールで開催予定。
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東広野GC URL=http://www.hh-gc.com
同GCホームページでは、今回の民事再生法申請に関して下記のように発表している。
東広野ゴルフ倶楽部 支配人
お知らせ・ご来場の皆様へ
当倶楽部を運営する三津田開発株式会社は、平成24年12月14日付で、民事再生手続の申立を行いました。民事再生手続は、破産手続とは異なり、営業の継続を前提として再建を目指す手続です。
当倶楽部は、今後もこれまで通りの営業を継続しながら、皆様により良いプレー環境を提供させていただくべく、従業員一同、最大限の努力をして参る所存ですので、これまでと変わらぬご愛顧を賜りたくお願いいたします。
ご来場の皆様方にはご心配とご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力をいただきたくお願い申し上げます。
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東広野GC(三津田開発(株)と同、TEL:0794-87-3111)のバブル期の会員権相場は1億円にまで高騰した実績がある。多い時には約900名が在籍も、償還に応じてきたため現会員数は678名(預託会員428名、終身会員250名)となっており、名義書換は停止中となっている。
負債総額約100億8000万円の内、会員の預託金は約100億円となっており、そのほとんどが預託金債務となっているため、会員の同意が得られれば充分に自主再建が目指せる。
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