コミニティ新聞(山形県庄内地方の地域新聞) URL=http://www.komi-shin.com
最上カントリークラブ(山形県酒田市宮野浦1-21-5、TEL:0234-31-1638)
酒田市などが出資し、最上川河川敷のゴルフ場、最上川カントリークラブを管理運営する同市の第三セクター、(株)最上川クリーングリーン(佐藤邦彦社長)は、会員から募った入会預かり金の返還期限を、予定していた今年11月から10年間延長することにした。
返還期限の10年延長は、2001年度に実施した経緯があり、今回が2度目。2月27日の理事会で決定し、4月上旬に開いた株主総会と会員総会で承認した。背景には、返還額が巨額に上り、期限に間に合わせて支払うのが難しかった、という事情があるという。
同社によると、最上川カントリークラブは1991年度に9ホール増設して18ホールにしたが、その造成費用を調達するため一口40万円の10年返還という内容で新会員を募集した。
同社は10年度決算で単年度収支が772万円の赤字となった。累積赤字は412万円だが、一方で土地や現金などの資産が計約4億7500万円、資本金5615万円のほか、別途積立金900万円もある。
課題は、利用客をどう確保するのかということ。
同社の齋藤靖則支配人は「預かり金の返還期限を延長できるのも、会員の方々の理解があればこそ。単年度黒字の確保に向け、採算ラインを上回る年間の利用客数2万2千人を目指していきたい」と話している。
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