今年の3月22日に民事再生法を申請した、「ザ・マスターズ天草コース」の経営会社・(株)ザ・マスターズコーボレーションは、自主再建型の再生計画案を会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
同ゴルフ場は、チェリーゴルフグループの(株)ナンノHDが、(株)メガネスーパーの会社分割によりゴルフ場事業を承継(昨年12月8日)させた新会社・(株)ザ・マスターズコーポレーションの株式を取得し傘下に収めていたもの。
チェリーゴルフグループ URL=http://www.cherry-group.jp
申請時の会員数は1045名、預託金(200万円、400万円、460万円)の総額は24億6,475万円。
計画案によると、退会会員及び一般債権者への弁済率は債権額の14%で、認可決定確定後3カ月以内に一括弁済だが、継続会員は3種類の弁済条件を選択できる内容になっている。
その条件とは、
@ プレー権(無額面、譲渡可)希望の会員は預託金の12%を6カ月以内一括弁済
+1口のプレー権を付与
A @で、預託金の10年分割(1回目は平成24年3月31日)を承諾した会員は計16%弁済
+2口のプレー権を付与
B @、A以外の会員は20%が新預託金額(10年据置)となり
+3口のプレー権を付与
※グループゴルフ場を会員料金でプレー可
※3年間、名変料:31・5万円、年会費1・26万円を免除
・・・・と様々な特典付きで、最近では見られない好条件を提示している。
チェリーゴルフグループは九州地区で、ザ・マスターズ天草Cを含め9コースを運営、熊本県ではチェリーゴルフ宇土C・人吉C等これで4コース目のゴルフ場となる。「グループゴルフ場を会員料金でプレー可」となれば、非常に便利な”一種の共通会員権”となる。
チェリーグループゴルフ場 URL=http://www.cherry-group.jp/index_all.php
尚、再生計画案の賛否を問う決議は、書面投票(12月14日締切り)で行われるという。
↓↓↓ 平成24年1月18日追加
既報通り、平成23年12月14日締切の書面投票で再生計画案の決議が行われ、賛成多数で可決し翌15日に熊本地裁より認可決定を受けた。
尚、計画案は自主再建型で、その内容は前述通りとなっている。
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