既報通り、売却を表明していた北海道・ニセコの総合リゾート施設(米国の金融大手・シティグループ所有)を東証に上場の建設会社のワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(マレーシア)が、3月8日付けで子会社のワイ・ティー・エル・ホテルズ・アンド・プロパティーズ・センドリアン・バーハッド(YTLHP)を通じ買収したことが判明した。
YTLHPが、
@ シティグループのPCワン有限会社から、ニセコビレッジ(株)の全株式49万6184株を取得、
A ニセコビレッジがPCワンの持株会社であるシティグループ・ファイナンシャル・プロダクツ・インクに
対する債務を完済、
B ニセコビレッジがPCワンの完全子会社の近畿インペストメン卜が所有する一定の不動産を購入、
・・・・を条件に総額60億円でニセコビレッジの株式を取得し、完全子会社化した。
ニセコビレッジ(株)(TEL0136-44-2211)は、ニセコビレッジリゾートを所有しており、462ヘクタールにヒル卜ンニセコビレッジ(506室)、グリーンリーフホテル(200室)、ニセコビレッジGコースとニセコGコースのゴルフ場、それに155へクタールに15コースのスキー場がある。
YTLグループは建設の他、電気・ガス等のユーティリティ、鉄道、不動産、ホテル経営等からなる複合企業集団。外資系でも東南アジア系初の国内ゴルフ場買収となった。リゾート、ゴルフ場名等は当面変更しない模様だ。
シティグループのゴルフ場は、ナクア白神H&R(青森)と水上高原Gコース(群馬)の2コースのみとなった。
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