1月12日、長野県にある「平谷カントリー倶楽部」(昭和50年開場、TEL:0265-48-2111)の経営会社・(株)平谷カントリー倶楽部の株式を、市川造園土木グループの市川金次郎会長が取得し、グループの傘下に収めたことが判明した。(株)平谷CCの代表取締役には、市川会長が就任している模様。
会員(約600名)のプレー権(無額面)は継承している。市川会長個人としては19コース目になり、グループとしては30コース目。市川会長は、昨年末にも湯田高原CC(岩手県)の土地・施設も取得済みという。
平谷CCのこれまでの経緯は、
・平成16年3月まで竹中工務店グループが経営
退会会員の預託金は全額返還
継続会員は51万2500円(入会金26万2500円、預託金25万円=1年据置)を除いた金額を返還、
・平成16年3月19日、(株)鈴木商会(当時・(株)鈴木総本社)に売却
・平成21年7月に会社分割により、(株)平谷カントリー倶楽部が承継
・平成22年1月12日、市川金次郎会長に売却に至る
鈴木商会の経緯としては(平谷CCの売却でゴルフ場事業からは完全撤退)、
・平成20年までに、相良CC(静岡)や中央道晴ヶ峰CC(長野)を民事再生でPGMグループに売却
・平成21年7月に、東急電鉄から取得した北見ハープヒルGC(北海道)
(旧・東急ハープヒルGC、平成16年取得)を成本コンテナー(株)(大阪市)に売却
尚、市川会長は平谷CCに関して、「グリーンは改造するが、その他施設は立派。豊田市から1時間半の距離でマーケットの拡大も見込める。収益面でも期待できる」と話しているという。
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