総務省統計局発表「平成21年5月の消費者物価指数」(17年基準)によると、5月のゴルフプレー料金の全国指数は102・7ポイント(前年同月比3・5%下落)で、前年同月を下回ったのは19年4月以来、25カ月振りとなり、下落幅としては同年2月の3・7%下落以来の下落幅を記録したことが判明した。
5月の「東京都区部」のプレー料金指数は108・1ポイントで、前年同月比1・9%の下落となり、4月の2・6%減より下落幅を縮めたものの2カ月連続の下落となった。
5月のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含む)は、
・最高は、大阪市が1万4,967円(前年同月比171円減)
・最低は、札幌市が2,880円(1855円減)
その他、
・東京都区部1万3,931円(276円減)
・岐阜市1万2,747円(160円増)
・上昇率は、鹿児島市で6,286円(28・8%増)
・下落率は、札幌市で2,880円(39・2%減)
集計対象の47都市のプレー料金単純平均は7373円(前年同月7,483円、1・5%減)。値下がり率は3月の2・8%、4月の3・5%から減少幅が縮小した。値上がりした都市は16、値下がりは20となった。
ゴルフプレー料金は小売物価統計では値下がりするところが目立っていたが、全国の消費者物価指数のプレー料金にも反映されることとなったが、セルフプレー化や早朝・薄暮等のハーフプレーを積極的に導入して、客単価・プレー単価を下げている側面があり、単純にデフレの影響とは言えない。
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